2007年12月27日木曜日

【プランニングツール】

2007年もあと1週間となり、2008年の計画を考えるタイミングになりました。

英語のサイトを見ていると、人生のGame Planを立てよう、というメッセージがけっこうあります。

ゲームプランをもって生きるというのが、いかにも狩猟民族的ですね。

日本人は、それほどプラン、プランと言わずに、淡々とやっている人が多いように思うのですが、どうでしょう。

人生をプランする。そのためのプランニングツールが、インターネット上にはいろいろあります。

MIND TOOLS では、パーソナル ゴール セッティングを含め、キャリアのトレーニングについてのコンテンツやツールを載せています。
リーダーシップや速読法、プロジェクト プランニングなどもあって、盛りだくさんです。

LifeEventsPlanner

ロゴが、「脳内メーカー」を連想させますね。

lifeeventsplanner.cuis.com では、ライフ イベント カリキュレーターというのと、ライフ イベント フィナンシャル プランナーというツールがあります。

保険や総資産、予想寿命やローンのシミュレーションなど、多彩な内容です。

LifeEventsPlanner

日本も、これからますます「個人の自立」が求められるようになっていくと思います。

日本人向けのプランニングツールも、どんどん充実していってほしいですね。

2007年12月19日水曜日

【寿命計算機】

長生きしたい、というのは多くの人の願望でしょう。
古来、多くの権力者も不老長寿の秘法に魅せられたり、だまされたりしてきました。
一方、何歳まで生きるのか、生きられるのかによって、ライフプランも変わってきたりします。

LIVINGTO100.COM では、Life Expectancy Calculator(寿命計算機)というのがあって、数ページにわたるアンケートに答えると予想寿命を計算してくれます。
LIVINGTO100
「100歳まで生きる」というのがサイトのタイトルというのも凄いですね。
最近、退職後のマネープランについての話をよく目にします。
年金への不安、予測のつかない将来への備え、など切実な問題です。
何歳まで生きるのか、という予測は、ファイナンシャルプランをどうたてるか、にも影響しますね。

2007年12月13日木曜日

【家族にチームワークを教える】

こどもをもつ親にとって、兄弟が助け合って生きていくことは、最大の願いのひとつでしょう。
同時に、自立すること、特にお金との付き合い方を知ることも、親から子への重要な願いです。

New York Times に、お金を通してチームワークを教えている例についての記事がありました。
Teaching Teamwork, but With Real Money

New York Times

Rogerson家は、女の子2人、男の子2人の6人家族。
夫婦は、6年前から毎年5千ドル(約55万円)をこどもに託し、夏休みのバケーションのための使い道を任せた。
この「ファンド」の運用がうまくいけば、ディズニーワールドに行けたりするし、そのままであれば親戚の家に行ったりするし、減ったらキャンプ旅行。

2001年は、株について無知なこどもたちはAppleなどの株式に投資して、5千ドルが2千ドルになり、キャンプ旅行。
翌年は、「もうママとパパをテントにやりたくない」と慎重になり、安全性の高い口座で50ドルの益を得て、親戚を訪ねてフロリダへドライブ。
道中も、どのレストランにするかなど、こどもたちが決定。
3年目は、もっといかすところに行くためにどうしたらよいか、ということで保守的な株式と債券に投資し、600ドルを稼いだ。(5千ドルの12%!)
そして、カタマランを借りてセーリング。


また別の家族は、ガレージセールを家族でやり、こどもにも役割をもたせているとのことです。
こどもたち同士で、それぞれの長所を見つけ出し、分け前も働きに応じて自分たちで決めたとのこと。


こどもたちが、どうお金を増やして、どう使うかを真剣に考えて議論する様子が目に浮かぶようですね。
教えることも大切だけれども、実践する機会を与えることも大事だと教えてもらいました。

新聞の記事で、日本の人生ゲームはサイコロ(運)で人生が決まるが、米国のモノポリーは交渉事など自分の力で勝敗が決まる、とありました。
たしかに、知らず知らずのうちに、ゲームを通してさえ、日本人的な行動様式を植え付けられているのかもしれません。

2007年12月5日水曜日

【チャリティへの寄付を意味あるものに】

チャリティへの寄付をより意味のあるものにしよう、という記事がYahoo! Financeにありました。

Give Your Charitable Donation Extra Power

米国では、年間の世帯当たり寄付額は、1,610ドル(約18万円)に及ぶそうです。
せっかくの寄付を意味あるものにしたい、というのは誰でも願うことでしょう。

iGive.com, DonationTree.com, BuyforCharity.com and GreaterGood.comといったサイトが紹介されています。
こちらでは、1%から25%をチャリティーに寄付するというように決められた商品を買うことができます。
iGive.com では、今年の寄付相当額が50万ドルに達するとのこと。

iGive.com

また、飛行機のマイレージポイントを寄付するとか、複数の箇所に寄付するよりまとめて奨学金にして、より主体的に寄付に関わろうと薦めます。

Charity Navigator.orgでは、寄付金をどのようにその団体が使っているかのランキングを示しています。
http://www.charitynavigator.org/
9割の団体は、予算の65%以上を慈善活動に使っているそうです。
寄付金の使途もしっかりチェックして、意味のある活動に寄付しようということです。

Charitable Navigator

日本で寄付やチャリティが米国ほど盛んでないのは、どうしてでしょうか?
日本はそもそも「和」の社会であり、助け合いが生活の中に組み込まれている。
こう考えるのは、身びいきというものでしょうか。
社会の中に「和」の精神が薄れつつある中、寄付やチャリティにもうすこし目がいってもよいように思います。

日本では、街頭に怪しげな募金を呼びかけるグループをみかけます。
募金の訪問を受けることもあります。
仕方なく募金するのではなく、使途に関心をもつことは大切ですね。

2007年11月29日木曜日

【日系の歴史】

ハワイに日本からの移民がはじめて渡ったのが1868年。
ブラジルには1908年に多くの日本人が移住しました。
言葉も文化も全く異なる地で、文字通り地のにじむような苦労をして人生を切り拓いて来たのだと思います。
最近の新聞記事の連載の中で、こういうコメントが出てきます。

「(祖国日本では薄れつつある)勤勉さ、誠実さといった日本人の美徳はタイムカプセルに閉じこめられたかのように(日系人の間に)保持されてきた」
(読売新聞 2007年11月24日朝刊「日本」)
「日本人であるということ」とはどういうことか、日本人のアイデンティティとは何か、答えを探す時代なのではないでしょうか。
Discover Nikkei というサイトでは、日系人の歴史を記録し、コミュニティを提供しています。
DiscoverNikkei
Make History というコーナーでは、自分の歴史をビデオや思い出の品やアルバムで残そうと呼びかけています。
そして、記録したものを検索して見ることができるようになっています。
インターネットという文明の保存庫に日系の歴史を遺そうというすばらしい試みだと思います。
国や国境の意味は、今後変わっていくかもしれません。
国、人種、宗教や信条、会社など、どこに帰属意識や忠誠心をもつのか、ということが単純には言えなくなってきています。
100年以上前から、このテーマと葛藤し、生き抜いてきた日系の人たちに、いま日本人として学ぶことが多いのではないでしょうか。

アジアという意味では、asian-nation.org というサイトが、アジア系アメリカ人の行動様式や歴史などについて、広範囲にカバーしています。
asiannation
日本からアジアに視野を広げ、「アジア人であるということ」を考える材料になります。

2007年11月22日木曜日

【アメリカのY世代】

アメリカでは、1981年から1995年にかけて生まれた世代を Generation Yと呼ぶそうです。

ちなみに、1964年から1980年にかけて生まれた世代は Generation X。

CBSの看板番組「60 minutes」でGeneratoin Y が職につくことについての特集がありました。
http://www.cbsnews.com/stories/2007/11/08/60minutes/main3475200_page2.shtml

  • 1年で4回の転職も珍しくなく、会社を楽しい場所にしないとY世代を引きとめておけない。
  • まるでオークションサイトのイーベイで自分を陳列しているかのごとく、合わなければさっさと別の買い手のところに自分を売り込む(転職する)。

などなど、ちょっとステレオタイプな描写ではあります。

Y世代を人事面でどう支えるべきかのコンサルティングや、Y世代を対象に会社でのふるまい方や食事のマナーを教える講座も繁盛しているといいます。

この番組はちょっと偏っているとプンプンしながらも、Y世代の親にみられるヘリコプターペアレント現象について、Y世代の女性ライターが書いています。
http://finance.yahoo.com/expert/article/generationdebt/54492;_ylt=ApQr4C3n4_neONyh9XcoAAK7YWsA

ヘリコプター

大学生の中で、まるで頭上を飛び続けるヘリコプターのような親からの干渉を受け続ける学生がけっこういるとのこと。

National Survey of Student Engagement という調査によると、24校の1万人の学生のうち、10人に7人はひんぱんに親からのコンタクトを受けているそうです。

そして、そうした学生は、大学生活への満足度は高いけれども、成績はふるわないそうです。

高い学費を払う親が、やきもきして子どもにあれこれ言いたがる気持ちは、わかるような気がします。

でも、今も昔も、そうしていると子どもを駄目にしてしまう、ということのようです。

日本では、なにかというと学校にクレームをつけるモンスターペアレントが恐れられています。

次に来るのは、このヘリコプターペアレントかもしれませんね。

2007年11月15日木曜日

【年配の投資家の脳内】

脳内メーカーが大ブレークですね。
「貯蓄から投資へ」とさかんに言われ、団塊世代の退職金など、お金が投資に向かうことが期待されています。

投資というと、バクチ的なイメージをもってしまう人も多いと思います。

投資家の脳内はどうなっているのでしょうか?
  • すぐ頭に血がのぼるようだと危なそうだなあ
  • かといって慎重すぎてもチャンスをつかめないだろうなあ、
  • 失敗して損をしたら悔しくて眠れなくなりそう
などなど、自分の脳内が投資に向いているのか、気になりますよね。
若い人と、年配の人で、投資するという観点で脳内の違いはあるのでしょうか?
脳内メーカーで脳内をみてみました。
まずは、青年投資家です。
青年投資家
次は、壮年投資家です。
壮年投資家
???ですね。若いほうが忘れやすく、年をとったほうが怒りっぽいということでしょうか。
年配の人は、とかく投資に保守的であるべし、というのが通説ですが、実はそうでもない、という記事がありました。
http://finance.yahoo.com/focus-retirement/article/103862/Inside-the-Mind-of-the-Older-Investor?mod=retirement-post-spending
ここに書かれていることによれば、年をとった脳の方が、若いときよりもリスクにうまく対処できるとのことです。

なんとなく、勇気づけられますね。
  • 怒りや恐怖の信号を出す脳内のある部分は、銀板写真のように経年劣化する
  • お金を失いそうなとき、脳をスキャンすると、20歳代のほうが年配層よりも動揺している
  • ということは、60歳以上の投資家のほうが、若年層よりもベア・マーケットでの心理的ストレスにより耐えることができる
  • 一方で、年配の脳内のほうが、より衝動的になるという側面もある。恐れに強い反面、衝動的な投資行動を起こしてしまう
などなど。
ひょっとして、高齢者をねらった投資サギが絶えないのも、案外お年寄りが衝動的に投資する脳内をもっているからなのでしょうか?

信頼できるファイナンシャルアドバイザーをもつことを対策としてすすめています。
また、電話勧誘をさけるために着信番号を確認してから電話に出るとか、電子メールもスパム対策をするとか、実践的です。

記事中で別の観点でおもしろいのは、ポートフォリオにおける株式比率を(100-年齢)%とか、(120-年齢)%というのが一般的なアドバイスだということです。
さすが、投資先進国のアメリカです。
そしてさらに、97歳の伝説的なファンドマネジャーに、あなたの株式比率は(100-97)=3%か?ときくと、100%と答えたとのこと。
いやはや、すさまじいつわものがいるものです。
(120-年齢)% の式でいくと、20歳代はほとんど株式に有り金をつぎこめ、ということになりますね。

2007年11月8日木曜日

【早期リタイア】

毎日あわただしく働いている者にとって、Early Retirement(早期リタイア)は、憧れです。
37歳で見事にリタイアしたというフィリップの記事は、けっこう読み応えあります。
http://philip.greenspun.com/materialism/early-retirement/

  • 働いているときに夢見るようなことは、リタイアしたら価値はない。(1日中ビーチにすわって本を読むなど)
  • 他の人との交流をいかにもち続けられるかがカギ。(特に、子どもがいなかったり、独身の場合)
  • NPOは最適解ではない。特に、若くしてリタイアした場合。
  • 教えることは最適解になり得る。
  • 仕事がふってきてスケジュールが決まる会社生活と違って、タイムマネジメントを自分で心がける必要。
  • 幸福感を増すための手順をふむ必要。感謝の気持ちを週に1度は書き出す、もっともっと笑う、など。
  • 子どもにお金を残すベストなやり方-稼いだ額×Nを遺す。
  • 死に備える。(遺言、財産の遺し方)

などなど、けっこう赤裸々です。

日本にも、うまく資産運用したり、アフィリエイトで稼いだり、いかにアーリーリタイアに近づくか、という方法論についてのブログ記事はけっこうあります。

一方で、実際にアーリーリタイアした人生はどんなものか、についてはあまり書かれていないようなので、フィリップの文章などは参考になります。

いろいろな個性あるリタイア生活を知る機会があると、刺激になるのではないでしょうか。

Early Retirement and Financial Independence Community というサイトもあります。
早期退職と経済的自由の獲得についてのフォーラムです。
http://www.early-retirement.org/

いろいろな人が、生き方について真剣に考えて、議論しているというのはすばらしいことですね。

2007年11月6日火曜日

Burning Platform

なにかをしようとするときに、Burning Platform があるかどうかを考えてみてはどうでしょうか?

Burning Platform とは、足もとが燃えさかっている、ということです。
自分の立っている土台が燃えていれば、そこに立ち続けることはできないですよね。
そこで、新しい立ち場所を探す、すなわち「変わる」ことを追い求める強い動機があるわけです。

「このまま一歩をふみださない自分でいるときっと後悔する」
「新しい職場で、何かをしないとスタートラインに立てない」
「家族がとても辛い状態にある」
「このままでは自分がこわれそうだ」

人によって、Burning Platform はいろいろでしょう。
心の中で燃えているものが何なのか。
その姿を知ることで、何かをしよう、変わろう、という強いモチベーションがわき、行動を起こすことができます。

Burning Platform があって起こした行動は、結果がどうあれ、後悔しないものです。
なにも行動しなかったときにこそ、大きな後悔に苦悩します。

2007年11月5日月曜日

夢あっての幸福

「目標は期限つきの夢」ということばがあります。
幸福は、ものさしがあってはじめてイメージすることができるものです。
人生において、何を達成したいのか。達成イメージを言葉にしてみて、書いてみて、はじめて「どうだったら幸福なのか」ということがはっきりとします。
「平和な世の中に生きたい」、「便利で豊かな生活を楽しみたい」、「差別のない社会にしたい」というような無数の夢の積み重ねがあって、いまの私たちが生きる世界があります。
そして、人は目標を決めると達成しようとします。
目標達成マシーンです。
目標は、幸福のものさしになるのです。
もうひとつ、自分の信条や価値観など心の部分も、幸福のものさしの一要素となります。
幸福になるための土台は、「夢」と「心」の組み合わせです。

GMO社長の熊谷さんの「夢・人生ピラミッド」の「心・精神セクション」は、夢をささえる土台であり、「自分はなぜ自分なのか?」という問いへの答えそのものです。
人間は、生きているかぎり学び成長するものです。「心・精神」が人生の各局面で変わるのは自然なことだと思います。
変わることもまた、自分の歴史です。
自分の「心」、すなわち、自分の好きな言葉でも、ゆずれないスタンスでも、座右の銘でも尊敬する人のことばでも何でもよいから、書き出してみましょう。ほかの人の信念や信条にふれる機会があれば、それによっても、おおいに啓発されることでしょう。

幸福のために、時間が味方になる 時間は、誰に対しても同じスピードで経過します。
時間は、私たちにとって大きな味方です。それは、
  1. 毎日少しずつこつこつやると、時間がたつほど多く蓄積される
  2. 資産運用において、多くの場合、時間軸を長くとるほど価格変動リスクは低減する
  3. 生きることにおいても、 めざす星がわかっていれば、途中で回り道をしても、時間の経過とともに着実に近づいていける
からです。

時間を愛し、もっともっと時間に味方になってもらう。
そのために、目標を決めて、時間軸を設定して、1日1日を大切にし、記録をつけるということも、意味があります。

自分を承認するということは、自分の歴史を記録していくことは、自分を承認することにつながります。

かしこまった記録である必要はなく、日記帳でも、手帳の片隅でもいいと思います。

2007年11月1日木曜日

【米国で50歳以上向けのジョブサイトがブーム】

若い世代がジョブをさがすときには、インターネットのジョブサイトを利用することが当たり前のようになってきました。

転職先進国の米国では、さらにLinked in (下記にURL)のようなビジネス志向のソーシャルネットワーキングサイトがあります。
http://www.linkedin.com/

自分の履歴書をネットにのせるようなものです。
Linked in は、日本でも本格的に展開するようです。

さて、米国では、50歳以上向けのジョブマッチングのサイトがブームだそうです。
US News の記事からです。
http://finance.yahoo.com/focus-retirement/article/103780/Jobs-Sites-Boom-for-the-50-Plus-Set?mod=retirement-lifestyle

米国では、リタイアの準備が十分でない層に就労意欲が高く、ニーズがあるためです。
よりお金をためたり、社会保険の適用を受けたり、働くことによる刺激を受けたり、社会との交流の場を得たりと、動機はさまざまです。

多くの仕事は、流通関係で、次に金融関係だそうです。
顧客に高齢層が多く、同年代の社員を必要としているようです。

Seniors4Hire.com, RetireeWorkForce.com, RetirementJobs.com, Workforce50.com, RetiredBrains.com など、名前もおもしろいです。
EcecSearchs.com はNPOや政府、教育分野における中間管理職以上、YourEncore.com は経験豊かな科学者やエンジニアや商品開発者の短期アサインに特化するなど、ニッチ特化型もあります。

日本も、人口減で労働力確保が課題ですから、これからブームになりそうですね。

上杉鷹山は、貧乏藩の改革において、隠居しているお年寄りに鯉を育ててもらい、江戸などに売るということも考えました。
これは、ヒットしただけではなく、育てるという仕事を得たお年寄りに大変な喜びをもたらしたということです。
人は生きているかぎり、なにかしら手や足を動かし、社会とかかわりたいものですよね。

2007年10月25日木曜日

【自分が創業した会社の買収】

会社を創業し、なんらかの理由で経営をはずれ、外から自分のつくった会社の行く末をみているというのは、どのような気持ちなのでしょうか?
有名なのは、アップルを創業したものの経営不振で解任され、また見事に返り咲いたスティーブ・ジョブスです。
iPodやiPhoneの成功で、なんとあのインテルを抜いて米ハイテク企業の時価総額第3位とのことです。
(1位はマイクロソフト、2位グーグル、3位シスコシステムズ)
今回は、MyFamily.com(現Generations Network)を創業したポール・アレン氏のブログが目を引きました。
マイクロソフトの共同創業者のポール・アレンと同姓同名ですが、別人物で、自称「小ポール・アレン(Paul Aggen, the lesser)」。http://www.paulallen.net/2007/10/17/big-news-from-my-family-dot-com/
彼は現在、World Vital Records/FamilyLink.comという別の会社のCEOをしています。
家系に関するデータベースを拡張し、家系を調べるサポートをしたりする会社です。
彼がかつて立ち上げたMyFamily.comが、プライベート・エクイティ・ファンドに3億ドルで買収されました。
はたからは、「もしいまも関わっていれば、巨額のお金を手にしていたのに、悔しかろう」とみられそうですが、それについて彼はブログでこう述べています。(ポイントのみ要約します)
  • いまの自分の会社(World Vital Records)と競合関係にもなり得るこの会社が、成長を続けているのは喜ばしい。
  • 自分が同業で新しい会社に関わっているのも、競争が家族や家系研究者により正しい判断材料を提供することになると考えたから。
  • 家族こそが、世界中で最重要な消費者にとっての価値(consumer value)である。
  • これから、どの会社がもっとも、世界中の家族を助け、絆を強められるかを見ることができる競争を楽しみにしている。
自分や関わる会社のミッションをとても明確にもち、ビジネスの倫理感ももちあわせていることを感じさせます。
富や名声も魅力的でしょうが、自分の芯がしっかりはっきりしているということも素晴らしいことだと教えてくれます。
<余談>
ブログを書いている人たちに共通するのは
  • 大好きなことがあって書いている(イヤイヤ書く人はいないでしょう)
  • 一所懸命に自分のおもいを伝えようとしている
  • 書き続けることに価値があると知っている
ということのように思います。
今回紹介した小ポールアレン氏は、ブログの中で「経営者がブログを書くことは必須だ!」と述べています。
同感です。

2007年10月18日木曜日

【お金についてスターウォーズが教えてくれる6つのこと】

映画史上に残る超大作のスターウォーズ。
そのスターウォーズから、お金とのつきあい方について学べるというお話です。
アメリカのファイナンシャルアドバイザーのAlan Haftさんのブログからです。
http://www.alanhaft.com/blog/2007/10/09/what-star-wars-teaches-us-about-money/
たとえばレッスン1はこうです。 
ルークが念力で石を動かすと、ヨーダが、こんどはルークに戦闘機を念力で動かせと言う。

ルーク「石を動かすのとはわけが違う」
ヨーダ「なにも違わない!おまえの頭の中で違うだけだ。意識的に忘れるということを学べ」
成功する投資というのは、難しい投資原理を学ぶのではなく、意識的に忘れることから始めるべきだ。
私がマネー雑誌を片っ端から調べたところ、もっとも多い広告は、手数料の高い投資信託だった。
マネー雑誌を読んでいると、無意識にそのような広告にすりこみをされる。
まずは、そのようなすりこみを意識的に忘れることだ。
このあと、
2.フォースをマスターしたようにオープンマインドでいけ
3.ダークサイドにおちないように、誇大宣伝から距離をおけ
4.一夜にして成功することはないのだから、時間をかけてコツコツいけ
5.ヨーダ(もしくはバフェット)がいうように、理解できないものから距離をおけ
6.スターウォーズのシンプルなストーリーラインのように、シンプルにいけ
と続きます。
それにしても、挿絵も凝っていて、かなり時間をかけたのだろうな、と思うブログです。
お金の話というと、むずかしい話になりがちです。
この人のように、わかりやすい題材とからめて話すと、理解しやすいですね。
ジョージ・ルーカスがこの話を読んだら、「こういう解釈もあったか・・・」と感心するのでは?
スターウォーズをつくるにあたって、いまやビリオネアのジョージ・ルーカスは、
  • 部屋にとじこもってノートにSFのアウトラインを書きつけ
  • また何年かかかって脚本にし、
  • また何年かかかって書き直し、
  • 脚本ができると何年かかかって資金集めに走り、
  • また何年かかかって撮影したそうです。

そして、シリーズはまだ完成途上。

意志のある生き方ですね。

2007年10月15日月曜日

自信

よく「もっと自信をもっていきたい」といいます。

自信とは、文字通り、自分を信じる、ということです。

自信は主に、

  1. 自分なりの努力でやってみた結果について、他人にほめられたり、賞賛された
  2. 自分なりの目標をもってやってみたらできたので、自分として満足できた

という2つのパターンでついていきます。

自分に自信がもてないという場合は、

  • 「けなされそう」、「笑われそう」なので、やってみることをせずに躊躇している
  • 周囲の目を気にしてしまう
  • 他人の肯定的な声を素直に受け止められず、否定的な声ばかり気にしてしまう
  • 自分に対する期待レベルが高すぎて(自分に高い目標を課していて)、とても到達できず、自分を認められない

というケースが多いようです。

コーチとしてお話を伺ってみると、どうみても客観的には立派なことをしていたり、よくやっていると思えるのに、ご自身は自信がないという方がいらっしゃいます。

傾向としては、完璧主義的な人に多いように思います。


「ちょぼちょぼ」にやる、という風に考えて肩の力を抜いてほしいなあ、と思いますが、なかなかそうもいかないようです。

そこでお勧めするのは、なにかしら自己承認をする習慣をもつことです。

たとえば、日記を書くことです。

何かその日にあった「うれしかったこと」、「ついていると思ったこと」、「自分をほめてやりたいこと」をちょっとでもいいので必ず1つ書くのです。

これには、自分が自分を認める、という意味があります。また、物事を肯定的に考える習慣がつきます。

さらに、「書く」という行為には、「浄化」作用があります。

自分の心の中のもやもや、よいこと・悪いことをはきだすことで、チャンネルをあしたへ切り換えるのです。

誰かに話す、という行為にも同じような作用があります。

ですから、日記を書く、というかわりに、パートナーに1つは「よかったこと」を話す、という習慣でもよいと思います。

夜、寝る前に、寝床でつぶやく、というのでもいいでしょう。

奇跡的な確率で人間として生まれてきて、人として生きていられる、生かされているう、というのは、とても「ありがたい」ことです。確率的には、「あり得ない」に近い出来事です。

ちょっとした習慣を通して、そのように「ありがたい」気持ちと隣り合わせで日々を過ごしていくと、自分なりの自信がついてくるのではないかと思います。

2007年10月9日火曜日

【Fortune 400 になかった名前】

フォーチュン誌の長者番付は、毎年あぜんとするようなスーパーリッチを知る機会になっています。
今年も「400人の金持ちアメリカ人リスト」が発表になっています。
http://www.forbes.com/2006/09/21/americas-400-richest-biz_cx_mm_06rich400_0921richintro.html
はじめて、全員が10億ドル(1150億円!)以上の金持ちで占められたそうです。

THE FINANCE BUFF というブログに、このリストに載っていないある著名人について書かれています。
「Missing Name on Forbes 400 List」
http://thefinancebuff.com/2007/09/missing-name-on-forbes-400-list.html

その著名人とは、バンガードグループの創立者、John Bogleだ。

Vanguard
バンガードは、ノーロードのインデックスファンドの最大手で、預かり資産は1兆ドル(115兆円!)を超える。
同社のノーロードファンドによって、大勢の人が恩恵を受けた一方で、彼は400人のリストに載っていない。

投資信託大手のフィデリティのジョンソン父娘は、あわせて250億ドル以上。
バンガードより4割少ない資産を運用するFranklin Resources のジョンソン兄弟は、あわせて110億ドル。

ジョン・ボーグルは、他社の人たちが受け取った手数料を受け取らず、社員として給与をもらっただけ。
ビル・ゲイツに代表される大金持ちは、通常まず資産をつくり、それから慈善活動にお金を使う。
ボーグルさんは、インデックスファンド革命を起こしたそのときから、自分のものとすることもできたお金を投資家に渡してきた。
彼は、「マネジメントの資本主義」に対抗して、「オーナー(投資家)の資本主義」という信条についていまもスピーチを行っている。
彼こそが、金融業界における「普通の人たち」のための孤立した声だ。

このブログは、インデックス投資について多く語っているようなので、必然的にボーグル氏を賞賛しています。
フォーチュン誌に載っていない人に思いを馳せるという発想も、面白いですね。

2007年10月2日火曜日

【マーク・アンドリーセンのキャリア観】

インターネット初期のスターにネットスケープ社がありました。
モザイクというWebブラウザを無料配布し、あっという間にブラウザの王座をとりました。
NetSacpe
巨人マイクロソフトに倒されてしまいましたが、鮮烈な登場と活躍でした。
そのネットスケープの創始者 Marc Andreesen のブログは、分量も膨大ですが、さすがに読み応え有ります。
http://blog.pmarca.com
キャリアプランニングへのガイドという連載があって、彼らしい視点が面白いです。

印象に残ったところをかいつまんで挙げると、

  • Career Planning = Career Limiting.
    キャリアプランニングなどやりすぎると、機会を失うことになりかねない。
  • キャリアプランより、スキル育成と機会をつかまえることに注力せよ。
  • 機会は、正しい場所に正しいタイミングでいることによって、偶然姿をあらわすか、あなた自身が自分で創り出すかのどちらかしかない。
  • 人生は短い。本当にやりたいことがありながら、機会を探し創ることをせずにうろうろするな。
  • あなたが自分のやりたいことをわかっていて、最大のエネルギーと原動力と情熱でとりくめば、 世界はあなたが考えるよりももっと速くあっさりと姿かたちを再構成してくれるものだ。
  • あなたのキャリアを、ジョブや役割や機会のポートフォリオと考えよう。(投資のポートフォリオのように)
    50+年の時間軸で、戦略的にキャリアを考えるのだ。
    卒業後は、体力もあるし、移動にも柔軟に対応できるから、失業リスクや収入は少なくても、スキルを磨ける職を選べる。
    家庭をもったら、収入を確保でき、つぶしのきく職に、そして子育てが終わったらまたリスク高のプロファイルの職につくといった具合。
  • リスクをとらなければ、何か新しいことを生み出すことはできないし、この世に生きた証を記すことも難しい。
  • 大学は、トップの大学に行け。
    実践的な学問を選べ。コンピュータサイエンスや経済学、物理学など。
  • 複数のことでトップ25%になれ。エンジニアリングを学び実践しつつ、MBAをもっているとか。何か1つのことでトップをめざすより近道だ。
     (Dilbertという漫画の作者のScott Adamsのことばを引用しています)
  • トップの大学で、Organization Kid (競争と社交に慣れ親しんだトップ層の学生)になるべきだが、それでもリスクはある。
    現実の世界で過酷な目にあったことがないということだ。
    現実は、不正確な情報で迅速に決断しないといけない局面の連続だ。
    はやくから現実を経験することだ。はやいほどよい!
シリコンバレーで成功したアメリカ人らしい、自由な発想ですね。
キャリアをポートフォリオで考えるというのが新鮮でした。
「やりたいことをやるのがキャリアだ!」というメッセージが、行間からにじみ出ているように感じました。
それにしても、ここで紹介されているOrganization Kid の姿などを読むにつけ、グローバル人材の成長スピードは加速化しています。
日本の学生も、おいていかれないように疾走してほしいです。

2007年10月1日月曜日

幸福のための技術論

「幸福だなあ!」と思うのはどういうときでしょうか。

  • 愛する人と一緒にいるとき
  • こどもの安らかな寝顔をみているとき
  • 好きなことに没頭しているとき
  • おいしいものを食べているとき
  • 日の光をさんさんと浴びているとき
  • 知らない世界に行って、新しいものに驚き、好奇心を満たされているとき
  • 人に教えているとき
  • 感謝されたとき
  • ほしかったものが手に入ったとき
  • 病気やケガが治ったとき

思いつくままに挙げてみましたが、「そうそう」というものもあれば、「なんで?」というものもあるでしょう。人によって、あるいは人生の局面によって、なにが幸福感をもたらすかは、千差万別です。

本多静六(学者、蓄財家)さんは、「幸福は決して、親から与えられるものでも、人からもらえるものでもなく、また、偶然拾うことのできるものでもない。しょせんは自分自身の努力によって、自分の欲望が満たされ、あぁ、うれしいと感じる状態である」と言っておられます。

幸福は、そうなりたいと強く願い、努力してはじめて得られるものです。努力していられること自体が幸福である、ということでもあります。

ひとりひとりが、心から幸福だと思えないから、親殺し、子殺し、保険金殺人、いじめを苦にした自殺、などの痛ましい、悲しい事件が次から次へと起きるのではないでしょうか。

「幸福になりたい」と強く願うのはタダです。必要なのは、強い意志をもつことです。
一方、努力するということは、やみくもにやればいいというものではありません。
努力するためのテクニックがあると、ずいぶんと楽に、楽しくなります。

いまの時代、テクノロジーぬきにテクニックを語れません。テクノロジーを活用しなければ「もったいない」です。
必要なテクノロジーは誰にでも平等に目の前にあり、タダもしくは信じられないような安い費用で活用できるのですから。

私自身、幸福になるための努力にテクノロジーをどう活用できるか、試行錯誤してきました。
インターネットは、福音です。

テクノロジーを活用して、

私なりに次のようなことを施行してきました。

  • 2000年以来、家族の記録にプロバイダーの提供する無料ブログを使っています。
  • 2000年以来、お金の管理にMicrosoft Moneyという1万円ちょっとのソフトウェアを使っています。
  • 自分の目標管理のために、2007年から自分の会社が運営するenabLife(エネーブライフ)というサイトを使っています(利用は無料です)。
  • 自分の考えや意思を書きあらわすために、GoogleのBlogger(もちろん無料)を使っています。
  • あと、アナログですが、約5,000円の10年日記をつけています。

そんな経験に基づき、私流の「幸福のための技術論」について、こちらにまとめております。どうぞご覧ください!

2007年9月26日水曜日

【リタイアメント自信度】

「2007年 リタイアメント自信度調査 (The 2007 Retirement Confidence Survey)」というのがあります。
http://www.ebri.org/pdf/briefspdf/EBRI_IB_04a-20075.pdf
EBRI(Employee Benefit Research Institute)という機関がレポートを発行しています。

  • 年金プランには、半分の労働者が自信をもっていない。
  • 401Kや他の投資などにより依存する傾向にあるが、プロによる投資アドバイスに必ずしもしたがっていない。
  • 62パーセントの人は、企業年金をあてにしている。
  • また、退職者健康保険を勤め先から受けることを期待するが、提供企業は減り続けている。
  • 退職に備えた貯金(自宅の価値を除く)が2.5万ドル(約300万円)以下の労働者が半数。
  • 全体の4分の1は、リタイアメントに向けた貯蓄がゼロ。
  • 実際のリタイアメント年齢は、55歳未満が14%、55-59歳:21%、60-64歳:32%、65歳:13%、66歳以上:15%

この手の調査は、わりとショッキングに、悲観的に分析しているものです。
それにしても、あちらの国も大変そうですね。

十分な備えなくリタイア生活に突入する人が多い米国。
金融資産を使いきれないほどもちながら、資本市場にはお金が流れず、振り込め詐欺などがまだ続いている日本。
国民性の違いを感じますね。
平均寿命も関係しているのでしょうか。
すなわち、100歳ぐらいまで生きてしまう(?)可能性があるから、うかつに金融資産を取り崩せない・・・。
人生を生き抜いてきたごほうびに、上手なお金の使い方をしたいものですね。

2007年9月20日木曜日

【ベビーブーマーのソーシャルネットワーキング】

Fox Business Now で、ベビーブーマーのSNS(Social Networking Service)が注目されている、と言っていました。
米国のベビーブーマーは、43歳から61歳までの世代で、7600万人もいるそうです。
番組では、TeeBeeDee(http://www.tbd.com)というサイトの創業者の女性が出ていました。20年前に、Parenting(子育て)の雑誌を立ち上げて成功した人だそうです。
TeeBeeDee
サイトをみると、Relationships とか Sex over 40 とか、けっこう真面目(?)なテーマが並んでいます。Q&Aもあり、OK Waveやはてなのベビーブーマー向けといったところでしょうか。日本では、ヤフーのセカンドライフSlownet などが連想されます。
TeeBeeDee Top
きっと、人生の後半戦において、真剣に生きる意味を考える人が多いのでしょうから、中身も濃いのではないかと思われます。
SNSも、有象無象の規模を誇る段階から、特定分野に特化した形に分化していくのかなあ、という気がします。
やっぱり、「話す」「聞く」「教える」「教わる」といったことは、歯車がかみあって、ベクトルもあわないと、面白くないし、長続きしません。
TeeBeeDeeも、4.8ミリオンダラー(約5.5憶円)を投資家から集めています。お金が、どんどん働いていますね。

2007年9月13日木曜日

【オンラインメモリアル】

親しい人が亡くなったら、その思い出をいつまでも残したい、と思うものです。
心の中に、永遠に生き続けてほしいと。
そのような希望をインターネットでかなえてくれるのがオンラインメモリアルです。
たとえば、「To Live 4 ever」(永遠に生きる)というサイトがあります。
http://www.tolive4ever.com/
ダイヤモンド、ゴールド、シルバー、ブロンズと、機能&価格によって選択肢があります。
個人の歴史、写真をのせたり、お悔やみを書き込んだりできます。
例えばゴールドであれば、99.99ドル(定価149.99ドル)を1度払うだけで、ずっと残せるようです。
簡単操作で、自分でできるということですが、オペレーターにタダで手伝ってもらうこともできます。
ほかにも、LAST-MEMORIES.COM、MemoryOf などがあるようです。
http://www.last-memories.com/
http://www.memory-of.com/
日本ではまだ聞きませんが、海外では競争も激しそうですね。
インターネットが、大切な人の思い出の永遠の倉庫になるというのも、うれしいことです。

今回ご紹介したオンラインメモリアルと関連して、家系図を研究したり調査するドットコムもあります。
http://ancestry.com/
自分の家族の歴史を知り、親しい人の記録を永遠に残す。
インターネットの活用が、また一段と深い領域に進んでいっていることを実感します。

2007年9月6日木曜日

なるほどコラム【幸せをお金で買う7つの方法】

msn moneyで、MP Dunleavey女史が「幸せをお金で買う7つの方法 7 ways to buy happiness」というコラムを書いています。

  1. 自分に投資する(一定量の本を読むなど)
  2. 自分の時間を買う(収入を減らしても時間をとる)
  3. 4本足の友達を忘れない(ペットを飼う)
  4. 生活をアップグレードする(ちょっとした家具を買うとか)
  5. 与えることによって得る(役に立って満足できる先に寄付する)
  6. 親しい人との関係のために使う(密な時間をもつための旅行に行くなど)
  7. 経済的安定のために投資する(コツコツ貯金したり401K等で投資する)

などを例にとって、お金を人生を豊かにするために使おう、と言っています。

この方は、「Money can Buy Happiness: How to Spend to Get the Life You Want. 」という本を書いています。
タイトルだけだと、日本では反感をよびそうですね。
Money can buy happiness
私は、お金とうまくつきあい、自分の意志で豊かな人生のためにお金を使うのは、とても大切なことだと考えます。
彼女は、お金はお金、幸福は精神的なもの、と割り切るのは簡単だが、実際にはお金と幸福はからんでいて、お金の使い方が人生をより豊かにする、と言います。
そのような彼女のメッセージには共感します。
たとえば、毎月2万円を自分に投資するとか、毎年、収入×1%を社会のために使う(寄付する)。
こうすることによって、自分の生き方に対する意識も変わってくるのではないでしょうか。
ペットが人生を豊かにしてくれる、というのは、私は未体験ですが。
この世に生をいただいて、いつかはサヨウナラします。命ある間に、お金は生きる道具として一時的に預かっているものです。

たまたま自分のまわりを出入りするお金をどう扱うか、生き方そのもののあらわれですね。


<ひとこと>
Fox Business Nowなどをビデオで見ていて楽しいのは、複数の人があるテーマで意見をいうコーナーです。
私は英語圏で教育を受けたことはないのですが、討論の激しさは新鮮です。
まるでつかみかからんばかりだったり(お互いにリモートなのに)、延々と話したり、相手の話をさえぎったり、となんでもありです。
教育の違いを、あらためて見せつけられる思いがします。

2007年8月30日木曜日

なるほどコラム 【投資教育の前に算数力の向上】

お金について学ぶ投資教育が日本でも盛り上がっています。
投資の先進国ではどうなのでしょうか?
特に、中学校・高校あたりでなにをするのか、興味があります。
英国のEconomist.comの記事によれば、英国では、投資教育に関連して教育改革の論議があるようです。

「Poor young things」(かわいそうな若きものたち
2006年の政府機関の調査で、国民のお金についてのリテラシーがかんばしくないという結果が出たそうです。
そして、憂慮すべきは、若者が算数力が低く、投資教育をしようにもベースが弱いという点。
2008年からは、中等教育において「Economic well-being and financial capability」科目が始まります。
「経済的な豊かさと金融の活用力」とでも訳しましょうか。
家計管理、リスクとのつきあい方、消費者としての自覚などについて教える予定です。
また、2010年からは、16歳前後で受験するGCSEというテストのために、「機能的な算数」が必須となるそうです。
これは、予算、利息やインフレ率の計算などを含むとのこと。
金融で国力を盛り返した英国ならではの、具体的なアクションという気がします。
日本は、なんとなくイメージとしては平均的に算数力はあるのではないかという気がしています。
そうであれば、算数の応用としての投資教育を、学校でもっと行う余地はありそうですね。
これも英国人が出しているMoneySmartワークブックというのを知りました。
作者は、経営コンサルティング会社と投資銀行に勤めていた人です。
こどもの投資教育のツールに良いものがないので、自分で書いたそうです。
企業は自社製品ベースでしか考えられないので、このような思いのある個人の力が大事ですね。

2007年8月23日木曜日

なるほどコラム【カードのない人生】

Googleに押されっぱなしのマイクロソフトですが、そのインターネットサイトmsnは、moneyの内容が充実しています。
米国では売れ筋の家計管理ソフトMicrosoft Moneyと連動して、お金の基礎からマーケット情報などを載せています。

その中で、興味深いのがクレジットについての話です。
日本では、信用情報は複数の信用情報センターでバラバラに管理されており、クレジットスコアといってもピンと来ません。
消費者金融の多重債務者のチェックに活躍しているぐらいです。

一方、米国ではFICOという統一的な信用情報についてのスコアがあります。
カードを利用し、きちんと払うという履歴を積み重ねるとスコアが高くなります。
延滞があるとスコアが低くなります。

米国を旅すると、クレジットカードがないと、まことに不自由です。
学生など、どうするのだろうと思ってしまいます。
そこで、米国に「カードのない人生」はあるのだろうか?と素朴な疑問をもちました。

msn moneyに「Life without credit: tough and expensive カードのない人生:タフで高くつく」という記事がありました。
FICOの提供元であるFair Isaac(フェア・アイザック)社によれば、米国で2000万~2500万人がカードなく生活しているそうです。
また、クレジット情報がごくわずかしかない人が、この他に3000万~3500万人。

米国では、ローンを組んで家や車を買うにも、保険料率を決めるにも、場合によっては職を得るにも、クレジットのスコアがモノを言います。
クレジットスコアの履歴がないと、車や家具などの生活必需品を買うにも高利貸しのところへ行くことになります。
モーゲージローンのレートにしても、良いスコアと悪いスコアでは年利3.45%の差があると例示しています。

事実上、カードがない(すなわちクレジットの履歴のない)人生は米国ではきびしく、スコアをあげるための処方箋を説いています。

最近、米国では他人の信用情報を利用してスコアを高めるサービスというのも出ています。
Instantcreditbuilders.com などが提供していて、信用スコアの高い人のカードにおんぶする形で、カードを発行します。
スコアの計算処理上、このやり方で通常以上のスピードでスコアをアップできるそうです。
一方、これは信用情報の信頼性をゆるがす話なので、非難の声もあがっています。

日本では考えられない話ばかりですが、クレジット先進国ならではの進化なのでしょう。
米国のように、Social Security Number (社会保障番号)で背番号がつけられ、FICOで信用スコアがある、というのは社会システムとして合理的で効率的でしょう。
一方、日本は、戸籍システムは市区町村毎の管理、背番号はなく、信用情報も複数に分散という状況です。
でも、アンチ管理という意味では、このような分散・バラバラ状態にも、けっこう耐性があるのかもしれません。
単純に、秩序だって管理できているから良い、そうでないから悪い、ということでもないような気がします。

「カードのない人生」は、現金社会の日本だったら、楽勝で実現できますね。
統計的には把握していませんが、金融資産を若い世代よりはるかに多く持っている高齢層で、カードなしの人は多いのではないでしょうか。

2007年8月16日木曜日

なるほどコラム【お金のコミュニティサイト wesabe.com】

お金の管理のソフトとして、米国ではQuickenとMicrosoft Moneyというパソコンソフトがメジャーです。
私もMicrosoft Moneyを使っていますが、個人で閉じた世界で使うには極めて優れものです。
一方で、「なんとかクレジットカードの負債を減らしたい」とか、「食費を節約したい」など悩んだとき、
あるいは、「現金で車を買うために、お金を貯める」という目標を立てて、同じような目標をもつ人と交流したいとき、
パソコンソフトにはその機能はないし、mixiやmyspaceのようなSNSでも議論がぼやけがちです。
wesabe.com
http://www.wesabe.com
は、オンラインで使える無料の家計簿ソフトであり、お金のテーマでネットワーキングするコミュニティサイトでもあります。
・オンラインで資産管理を行う。
・銀行会社、証券会社、カード会社などが提供する電子明細情報をとりこみ、まとめる。
・自分のトランザクションに関連したコメントや情報を書き込む。
・ほかの人のTIPS(ヒント)を読む。(「ATM利用料を節約する」など)
・お金をためる目的を書き込んで、同じような目的をもつ人と交流する。
といった機能があります。
金融機関から明細情報をとりこむ際に、自分のパソコンにとりこむため、セキュリティのガードは堅いそうです。
(ユーザーID・パスワードをオンラインで入力することはしない)
「wesabe」というのは、Spanglish(スペイン語&英語のことだそうです)で「われわれは知っている」とのこと。
ワサビとは関係ないようです。
スペイン語の“tu sabes,”と英語の“you know.”のチャンポン。
運営者のブログを見ると、Welcomeメッセージに以下のことばがあり、共感しました。
I started Wesabe because I thought there were way too many companies out there helping businesses get more money out of consumers,
and not nearly enough helping consumers get more value out of businesses.
(自分がWesabeをはじめたのは、どこを見てもビジネスで消費者からもっとお金をとってやろうという会社ばかりで、
消費者がビジネスからもっと価値を得ることを手助けしていない、と考えたからなんだ。)
また、wesabe.comの運営者は、43thingsに啓発されたとのことです。
http://43things.com
この面白い名前のサイトは、「人にはだいたい43コぐらい、やりたいこと(thing)がある」というところから命名(???)。
ひたすら自分のしたいこと=goalを書くサイトです。
同じgoalをもつ人が何人かとか、それらの人たちの書いていることを見る、といったコミュニティになっています。
「Kiss in the rain(雨の中でキスする)」とか、けっこう楽しいゴールがあります。
やりたいことやゴールを共有するのは、自分にもまわりの人にも励みになりますね。
wesabe.comは、ベンチャーキャピタルから400万ドル(約5億円)を最近になってファンディングしたようです。
広告は載せないと宣言しているこのサイトをインキュベートしようという投資家がいるというのが、米国資本主義のすごいところです。
お金がまた新たな「何か」を創造していく。そのダイナミズムがありますね。

2007年8月9日木曜日

なるほどコラム 【募金しながら走る! justgiving】

私が前に勤めていた会社の同僚2人は、同じプロジェクトでカップルになりました。
休職して、いま5大陸をマラソンで走る旅をしています。
彼らは、
justgiving.com
http://www.justgiving.com/
というサイトを利用して、募金を呼びかけながら走っています。
彼らがチャリティの対象として選んだのは、タンザニアとケニアのHIV/AIDS孤児たちを援助するNPOです。
racearoundtheworld
http://www.justgiving.com/Racearoundtheworld
募金目標額と、現在集まった金額が、温度計のように表示されます。
私も微力ながら募金しました。
クレジットカードでの支払いなので、オンラインでできます。
英国で運営しているサイトらしく、ポンドでの支払いです。
また、英国民だと受けられるらしい税控除などの選択画面がありました。
募金者のコメントも表示され、チャリティマラソンをやっている人へのエールなどを書き込んでいます。
「各大陸のレース完走ごとに、50ポンド募金するからな!」などのメッセージが微笑ましいです。
そして、このような「Give」の文化が自然にできているのが、すばらしい!
似たような名前のサイトに
http://www.justgive.org/
というのもあります。
こちらは、米国のNPOのようです。
justgive.org
日本でも、こうした文化をもりあげたいですね。

2007年8月2日木曜日

【お金のリテラシーと教育のための委員会】

米国には、U.S. Financial Literacy and Education Commissionというのがあります。
「米国お金のリテラシーと教育のための委員会」とでも訳しましょうか。
the Fair and Accurate Credit Transaction Act (FACT Act) という法律によってつくられたものです。
2004年1月から運営がスタートしたようです。
www.mymoney.govという教育・啓蒙サイトを提供するとともに、米国内で1-888-MYMONEYという番号のフリーダイヤルを用意しています。
mymoney.com
mymoney.govでは、次のようなトピックでお金についての情報や知識を提供してくれます。
(主に、参考になる情報へのリンク集のようになっています。)
  • 「予算をたてる」
  • 「税金を払う」
  • 「クレジットカード」
  • 「ファイナンシャルプランニング」
  • 「家を買う」
  • 「こども向けコーナー」
  • 「教育費を払う」
  • 「個人情報保護、不正」
  • 「人生のイベントに備える」
  • 「退職を計画する」
  • 「貯蓄と投資」
  • 「スモールビジネスを始める」

スペイン語もあり、多様な層を対象としていることがうかがえます。

先日みたときには、スライド形式の紙芝居のような教育プログラムがありました。今週はなぜかありませんが、新しくクイズというのがあります。

いろいろと変化しながら工夫しているようです。

また、「National Strategy for Financial Literacy」という冊子をPDF形式で提供しています。
文字通り訳すと「お金のリテラシーのための国家戦略」
資本主義のメッカの凄みを感じさせます。

内容はかなり充実しています。(162ページ!)
感心するのは、序文で以下を明言していることです。

  • 年に1回、この戦略を更新する
  • すでに各所にすぐれた教育的なリソースがある。それらへのアクセスを容易にする。
    (インターネットアクセスがないとか、言語のハンディがあるとか、教育の対象になっていないとか)
  • お金の教育とマーケティングの見極めをすることをサポートする。
    (中立的な観点で情報を提供する。)
  • 公と民、民と民などのパートナーシップを推進して、総合的にリテラシーを高める。
それにしても、この委員会は、財務省を中心にFEB、SECから国防省、農業省など、多方面に横断的に組織しています。
タテ割り行政のどこかの国とは違い、動きがダイナミックですね。

2007年7月26日木曜日

なるほどコラム 【繰り上げ返済が、いまいちな場合】

Yahoo! Finance のExpertのひとり、Ben Steinのコラムです。
Benは、毎月少しずつインデックス投資をしていくことで、豊かな人生を送ろうという説の人です。
「住宅ローンの繰り上げ返済を優先するか、投資を優先するか?」と悩む人は多いと思います。
それに関連したコラムです。

How Not to Ruin Your Life(人生をおじゃんにしないために)
『When Paying Off Doesn't Pay』(繰り上げ返済が、いまいちな場合)
Ben Stein
私は、繰り上げ返済すべきか、その分を株式投資に回すべきか、という質問をよく受ける。
これは難問だが、いくつかの考え方を示す。
○十分な流動性

まず、数億円が銀行や株式にあって、一方で住宅ローンが残っている人で眠れない夜を過ごす人はいない。
一方で、住宅ローンの返済が進んでも流動性資産がない人は、きびしい状況に置かれる可能性がある。
○ゆっくり確実に

流動性資産が少ない状態は、時として深刻な問題をもたらす。
もちろん、繰り上げ返済してしまって、必要に応じて不動産を担保に貸付けを受けるなどの手も考えられる。
しかし、これには時間もかかるし、条件も悪化する。
無理に繰り上げず、ゆっくり確実に返済し、流動性資産をしっかりとつかまえたらどうか。
特に高齢者であれば、特にそうだ。
仮にローンが残った不動産を遺族に残すとしても、それはわずかな問題だし、遺族の問題だ。
高齢であるほど、手元にキャッシュがあるほうがはるかによい。
○返済の際に

もしも、完済しても残るほどに十分に手元資金があるとしたらどうか。
その場合ですら、あわてて返済する前に、2度考えよと言いたい。
仮に金利が6.5%とすると、米国の株式市場のインデックスの平均上昇率は長期では9%に近い。
その差は大きい。
株式市場からお金を引き上げるよりも、そのままにしておいた方がよい場合もある。
一方で、株式や現金を多くもっているとすれば、返済に回すことも手である。
年6%台のリターンのリスクフリーな金融商品はなかなかないからだ。
いずれにせよ、余剰の現金が相当にあるのでなければ、繰り上げ返済を急ぐ理由はない。
(以上、内容を要約して訳しました。
なお、原文はMorgageで、日本の住宅ローンとは商品性が違います。
ここでは、読みやすくするために住宅ローンとしました。)

2007年7月19日木曜日

なるほどコラム 【テレビをやめて、100万ドルをつくる】

YAHOO! FINANCEに載っていたTheStreet.comの記事です。

How to Earn $1 Million by Not Watching TV

テレビを見るのをやめたら1億円つくれる?
半信半疑で読むと、けっこう説得力あります。
まあ、私の場合もテレビを持たない家で育ちましたが、1億円どころではありませんでしたね。
この記事を読んでいれば、違ったのかも。
(年利8%運用が、そもそもチャレンジングですが・・・。)
<内容の抜粋>
テレビは、さまざまにお金を浪費させる。
  • テレビ購入費:数万円から最近の大型液晶などのように数10万円まで。
    しかも、買い換える。
  • キャビネ購入費:買い換えもある
  • ケーブルテレビ代:月に20ドルから100ドル以上まで
  • ペイパービュー代:ゼロから100ドル以上まで
  • 映画鑑賞:DVDの購入やレンタル
  • DVD/DVR:DVDプレイヤー購入。買い換えあり。
  • ゲーム機
  • ゲームソフト
  • 電気代:一般的に、月に10ドルが最低
  • コマーシャル:ある調査では、週に1時間の視聴で、年間消費が200ドル増える。
    2005年のニールセンの調査では、平均して1日に4.5時間、週に31.5時間テレビを見ている。
    すると、年間でコマーシャルによって6,300ドル(約75万円!)消費が増えている。
  • 機会コスト:テレビをみるかわりに、ビジネスをたちあげたり、パートに出たりできる。
    最低賃金が時間当たり5.85ドル(約700円)として、平均737ドル(約9万円)を月毎に機会損失している。

以上をもとに、25歳のあなたについて試算しよう。

就職して、まずTVやDVDプレイヤー、キャビネ、ゲーム機など一通りを2,000ドルで揃える。

毎月、100ドルのケーブルテレビ代、10ドルの電気代、20ドルをビデオレンタル、25ドルをゲームソフト、20ドルをペイパービューでしめて175ドル/月。

コマーシャルのおかげで、さらに月525ドルを支出するので、計700ドル(約8.5万円)/月。

それらをやめて45年間、8%の年利で運用すれば、70歳になったときには370万ドル(約4.5億円!)になる。
しかも、ここには買い換えや機会損失コストは含まれていないので、保守的な見積もりだ。

ちょっとテレビとのつきあいを変えるだけでも、結果が大きく違ってくるかも。

(以上、原文を要約して訳しました。)

なお、このコラムの筆者は、SavingAdvice.comというお金の節約のアドバイスについてのサイトを運営しています。

SavingAdvice.com


2007年7月12日木曜日

なるほどコラム 【Money&Happiness.comお金と幸福】

米国版のYahoo! Financeには、Expert(専門家)のコラムが連載されていて、けっこう読み応えがあります。

ExpertのひとりであるLaura Rowleyさんは、「お金と幸福」というテーマでコラムを担当している女性です。

彼女のWebサイトは、Money&Happiness.comという、そのものずばりの名前です。

Money&Happiness.com

彼女のWebサイトの中の「Get Happy(幸福になる)」の要約です。

言われれば当たり前に聞こえますが、けっこう含蓄があります。

Financial Happiness(お金的にシアワセ)への6つのステップ》

  1. 比べるのをやめる(自分のゴールと比べよ。ほかの人と比べるな)
  2. 感謝の気持ちをもつ(感謝の気持ちはネガティブな感情をはねのける)
  3. お金を最優先事項にしない(Money Seeker=守銭奴は、精神の健全性が劣る)
  4. お金についての話し方に注意を払う
    (ものの言い方が、幸福度に影響する。
    例:「それをする金銭的余裕がありません(私にはできない!)」というかわりに、「(みずからの意志でより賢明な)ほかのことにお金を使うことを選択します」)
  5. 心理学的により重要なニーズに目を向ける(自律、能力、自尊、他者との緊密な関係)
  6. ほかの人に手をさしのべる(親切は、気持ちいいだけでなく、互助・協力を生み、友人をつくる)

Get Started(はじめてみよう)」をみると、Goal Setting=目標設定について丁寧に述べています。

アメリカ人は、Goal Settingを当たり前のこととしてやっていますね。