2008年4月25日金曜日

【CHO - Chief Happiness Officer】

CXO(Chief X Officer)というと、企業の経営幹部で、Xの領域のトップであることを意味します。

CEO(Executive), CIO(Information/Innovation), COO(Operation), CAO(Administration), CSO(Strategy) などなど。
ちょっと珍しいところでは、CCO (Culture)などもあります。
企業文化を担当するトップなんて、おもしろいですね。
もっとおもしろいネーミングに、Cief Happiness Officer というのがありました。
http://positivesharing.com/
Chief Happiness Officer
このブログの主は、コンサルタントとして職場を楽しい場所にするための変革を助言しているそうです。
「Happy Hour is 9 to 5(楽しい時間は9時から5時まで)という著作もあります。
以下のコラムが人気です。
  • 「お客様は常に正しい」が正しくない5つの理由
  • トップ10の超クールな職場
  • オタクをリードしようとしない方法
  • クビの恐怖をまぬがれる方法
  • なぜ「ピザでやる気を出させる」がうまくいかないか
タイトルだけでも楽しいですね。
あなたの会社にも、CHOをひとり、どうですか?
チーフ幸福オフィサーというのは、笑えます。

笑った後、まじめに大事な役割だな、と思えます。

ユーモアをまじえ、このようなテーマに息長く取り組む姿がすばらしいです。

2008年4月24日木曜日

【不愉快度指数】

Yahoo!Finance のコラムニストLaura Rowleyのコラムに、「A New Index for Financial Well-Being 経済的な健全度をはかる新しい指数」とあります。
http://finance.yahoo.com/expert/article/moneyhappy/75948
1880年代に、英国のエコノミストが「Heonimeter」というのを提唱。
これは、特定の選択・決断からどれだけ喜びを得ることができるかをはかるものだそうです。
人生は、選ぶこと、決めることの連続です。
もしもどの行動が喜びをもたらすかを定量的にはかる方法があれば、人生をより豊かにするような決断を下せるでしょう。
最近のある研究で、人は幸福の40%を日常的な決断によって得ることができるとのこと。
(残りの60%は、健康や財産などのうまれもったものや環境によるもの)
この研究では、U-Index(不愉快度指数 UはUnpleasant=楽しくない のU)によって何が愉快で何が愉快でないかについて考察している。
幸福になるのは、社交、スポーツ、体を動かす、スピリチュアルなことをしている、リラックスしているとき。
テレビ観賞や食事の準備、ボランティアは中くらい。
愉快でないのは、家事、お金のための労働、治療を受ける、教育、介護など。
最悪なのは、通勤だそうです。
もし、30分の通勤で狭い家にするか、1時間半の通勤で広い家にするか、という選択に面したとき、これは参考になるかもしれません。

1日2時間、ういた時間をもっと愉快なことに使うわけです。
また、稼ぎがよい、あるいは学歴が高いほうが幸福感が高いわけではない、というデータも紹介されています。
なんとなくそうかな、と思っていたことが、研究成果として示されたような気がします。
1日の中でも、2差路や3差路の分かれ道がよくあり、どの道をとるのか習慣的に判断することの連続です。
Road

どの道が一番よかったかということよりも、どうしてその道をとったかということがわかることが大切でしょう。

そしてもっと大切なのは、その決断をした過去の自分自身に敬意をもつことだと思います。

決して非難することなく。

2008年4月17日木曜日

【多様性 Diversity】

多様性は、組織の進化・成長の大切な要素です。
DiversityInc が毎年発表している多様性トップ50企業のリストは、なかなか興味深いです。
http://www.diversityinc.com/
DiversityInc
2008年のトップ10
Verizon Communications
The Coca-Cola Co.
Bank of America
PricewaterhouseCoopers
Procter & Gamble
Cox Communications
Merrill Lynch & Co.
Johnson & Johnson
IBM
American Express
2007年
Bank of America
Pepsi Bottling Group
AT&T
The Coca-Cola Co.
Ford Motor Co.
Verizon Communications
Xerox Corp.
Consolidated Edison Co. of New York
JPMorgan Chase
PepsiCo
2001年
SBC Communications
Nordstrom
United Parcel Service
Bank of America
American Express
General Motors
Fannie Mae
Freddie Mac
Ford Motor Company
The Chubb Corporation

GMやフォードなどが順位を下げ、コカコーラや金融機関、ハイテクなどが目につきます。
この調査は、
1)CEOのコミットメント
2)ヒューマンキャピタル
3)企業内・組織内コミュニケーション
4)サプライヤーの多様性
の4つの側面で評価しています。

ホームページでは、黒人の同僚に言ってはならないこと、など主にカラー(人種)についての観点が目につきます。
アメリカの職場では、まず悩むことのひとつなのでしょう。
もちろん、ほかに、性別や年齢など、多様性のいろいろな要素も関係してきます。
多様性について真剣に考え、取り組むところにアメリカのダイナミズムを感じますね。
日本の会社が外資に買われ、多国籍の社員が入ってきて、成功する。
このようなケースにおける成功要因は、やはり多様性のもつパワー・エネルギーにあるのではないでしょうか。
日本は、もともと同質性の閉塞感 → 多様性(異文化)の吸収 → 同化 を繰り返してきた国だと思います。
いま、そしてこれから、どのような多様性の吸収を行っていくのか。
これから、その現場に参加していくこととしましょう。

2008年4月3日木曜日

【グリーン=地球にやさしく】

msn lifestyle をのぞくと、"Living Green"というコーナーがあり、
「Bury Me Green(地球にやさしい埋葬)」
「5 ways to green your dog(飼い犬を地球にやさしくする5つの方法)」
など、環境についての内容がのっています。
グリーンということばが重みをもっているようで、「グリーンする」というように動詞にもなっています。
自分はどのぐらいグリーンなのだろうと思うと、ちゃんとグリーン度を教えてくれるサイトもあります。
設問をみると、けっこうグリーン度が高い人を対象にしているのか、回答の選択肢そのものがそれなりのことをしている人向けです。
How green am I ?
「消費を活発にして、景気をよくして、経済を好調にする」というパラダイムだけだと、グリーンと対極にベクトルが向いてしまいます。
未来の世代への責任という意味で、大切なテーマですね。

我が家の地域では、プラスティックごみの収集が週に1回なのですが、1週間で数袋もたまります。
それらは主に、食品が入っていたケースです。
持ち運びや衛生面など、便利には違いないのですが、あれだけゴミになると罪悪感を感じます。
伝統的にグリーンであり続けてきた日本人、いろいろとできそうなことがまだまだありそうです。