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2009年6月20日土曜日

【How To のグローバルナレッジ】

How to relax と検索すると、wikiHowというページが登場しました。
「~するには?」というノウハウ集をWikiスタイル(みんなで投稿)で集めています。

http://www.wikihow.com

「Imagine if everyone on Earth had an expert coach who could teach them how to do anything.」
(もしも地球上のすべての人が、何かをするときにどうやればいいかを教えてくれる専門のコーチを持っていれば、と想像してごらん)
というメッセージには、夢があります。

資本主義は、「他人との差」によって幸福を相対的に得ようとする構図をつくりやすいものです。
これからは、「知の共有・応援」が人と人をつなげ、全体の幸福度を高めていくような動きに期待したいです。

enabLifeは、しばらくお休みしますが、地球上の活動が続く限り、wikiHowと同じような理念をもちつづけます。

2009年2月7日土曜日

【地球にやさしい一口アイデア サイト】

地球環境保護について、ゴミを減らす、リサイクル、CO2、などなど考えることがいっぱいあります。
ありすぎて、ついつい「自分だけシャカリキになっても仕方ないし、ま、いいか」となりそうです。

そうではなく、ちょっとひとかじりするような、小さなアイデアをつないで、グリーン(地球にやさしく)していこうよ、というサイトがEdeal Biteです。
http://www.idealbite.com
Ideal Bite

参加者をBiter(ひとかじりする人たち)と呼んで、ひとかじりのアイデアの交換場所となっています。
「11,973人以上のBiterたちが、タイヤの空気圧をチェックし、ハイブリッドカーでガソリン消費をおさえています」というようなサマリーも紹介しています。

ミッションは、
「The mission of Ideal Bite is to create a more sustainable world by connecting enlightened companies with responsible consumers who are ready to make small changes that add up.
ちりも積もれば山となるアイデアを自分でやっていこうという責任感のある消費者と会社をつないでいくことで、サステイナブル(持続可能)な世界をつくる」
という立派なものです。

理念ありきで、インターネットのネットワーキングに適した特徴をうまく使っているサイトですね。

原油の高騰で、代替エネルギーの開発が加速すると思いましたが、今度はかなりの安値。
でも、新興国の成長がとまらないことを思えば、また高騰が来そうです。
赤字続出の自動車産業が、R&Dの手をゆるめないことを祈ります。

2008年11月3日月曜日

【The American Presidency Project】

米大統領選挙の前日となりました。
ヒラリーさんや、ジュリアーノさんなど、話題性のある人たちも活躍した長い選挙戦。
これだけ議論を尽くせば、誰が選ばれたとしても、それなりに納得感はあるのではないでしょうか?
それにしても、リーダーシップに寄せる期待・リーダーのもつ責任の大きさが日本人からすると桁違いの印象です。
そうしたリーダー中のリーダーたち、すなわち歴代米大統領のリーダーシップぶりをアーカイブしようというプロジェクトがあります。
The American Presidency Project

この記事を書いている時点で、大統領制についての84,745もの文書がアーカイブされているそうです。
大統領のスピーチなどを聞くこともできます。

インターネットの役割のひとつに、時代の記録ということがあると思います。
このプロジェクトは、まさにそのロールモデルのようなものです。

そして、11月4日、また新たなアーカイブがスタートします。

大統領選選挙前の10月、世界の資本市場には嵐が吹き荒れました。
破壊的創造の始まりである、と信じたいものです。
そのためのリーダーとして、米国民は誰を選ぶのでしょうか?
それにしても、これだけの長期間にわたって、候補者に議論を尽くさせ、ひとりひとりが選ぶ権利をもつ、というのは優れた制度ではないでしょうか?
陪審員制度にしても、「オーナーは自分たちひとりひとりだ」という意識を強く感じます。

2008年9月15日月曜日

【Fuelly】

原油価格の乱高下に振り回されているような毎日です。
これだけガソリンが高いと、車での外出もおっくうになります。
そして、車の燃費が気になります。
マイカーの燃費をソーシャルネットワーク的に見せ合おうというサイトがあります。
http://www.fuelly.com/
Fuelly.com
いろいろな情報誌で、燃費をよくする方法などの特集が目につきます。
それをSNS的にやろうというのが面白いところです。
ダイエットなどの目標管理に似ています。
TOP10をみると、やっぱり日本車が強い!
日本の技術力は世界に誇れます。
それにしても、今回の原油高は、環境にもっと意識をもたせようという地球や自然からの声なのかもしれませんね。
先日にハワイに行きましたが、1ガロン4ドル近い値段表示に、やはりびっくりです。
かつて、米国に旅行して、1ガロン1ドル台という安さに驚いたものです。

これでは米国で、車の販売が不振になるわけです。
車社会なので、ガソリン高のしわ寄せは、高燃費の車を買うこともできなず、車なしでも生きられない人たちに行くのでしょう。

2008年7月6日日曜日

【The Simple Dollar】

1円を笑うものは、1円に泣く。
お金についての知恵や体験談のブログには、なかなか読みごたえのあるものがあります。
「The Simple Dollar is for those of us who need both cents and sense.
The simple Dollar は、セント(1円の積み重ね)とセンス(お金感覚)の必要な私たちのためのブログです。」
とうたっているブログ【The Simple Dollar】は、筆者の体験談もさることながら、実践的な内容も参考になります。
http://www.thesimpledollar.com/
the simple dollar
記事のひとつに、How to Budget Using ING Direct (Or Another Full-Service Online Bank)というのがあります。
「ING Direct(もしくは他のフルサービスのオンライン銀行)を使っての予算のたてかた」
http://www.thesimpledollar.com/2008/06/12/how-to-budget-using-ing-direct-or-another-full-service-online-bank/
この銀行では、1つの口座の中でサブ口座を複数もてるので、それを活用しようというヒントです。

たとえば、へそくり貯金、火災保険や自動車保険の支払い用など、用途に応じて分けておくわけです。
そうすれば、請求書が来てあわててお金のやりくりをする必要がなくなります。
また、へそくり貯金も、別の給与振込口座などから毎月一定額を入金するようにしておいて、自動的に貯まるようにします。
一番の効用は、お金の管理を集約できることでしょう。
定期的・一時的な出費を予想して、1か所の銀行で管理することのメリットは大きそうです。
このような実践的なヒントが図入り、リンク入りで見られるのがブログのいいところですね。

最近、SuicaやEdyで支払いをすることが増えてきました。
硬貨や紙幣だと、「お金を大切にする」を実感しますが、電子マネーだとつい余計に使ってしまう気がします。
電子マネー世代の「お金感覚」は、従来の常識ではとらえにくくなってくるのではないでしょうか。
かつて、大手消費者金融の創業者が、「これからは金融ではなく、数融になる」と言っていたのをあらためて思い出します。

2008年6月1日日曜日

【Social Entrepreneurship】

Yahoo!Finance のコラムニストJim Citrin が、非営利団体のEchoing Green の活動を紹介しています。
http://finance.yahoo.com/expert/article/leadership/76848

ちなみに、Jim は米国で指折りのエグゼクティブサーチコンサルタントです。

Echoing Green

Echoing Green は、「何かよいことをしたい」というフィランソロピー的な活動の支援ではなく、「社会企業家」の育成支援をしています。

Fellow に選ばれると、資金援助、スキル育成のプログラム、他の活動家とのネットワークづくりなどの支援を受けられます。

2008年でいうと、20人のフェローシップに対して1,500人の申し込みがあり、選ばれるまでにはラフなインタビューやプレゼンテーションが続きます。

Social Innovator - 社会に革新をもたらす者 - を育てようというダイナミズムは、米国ならではのものです。

コラムでは、ハーバードのMBAをとってニューオーリンズで、失敗した公立校をチャータースクール(特別認可学校)に建て直す活動をしている人の紹介などがあります。

資本主義・拝金主義の権化のように言われる米国ですが、超エリートがウォールストリートでなく、こうした道を選ぶのも米国のダイナミックさですね。

2008年5月25日日曜日

【家族と共にいる】

お金についてのコミュニティーサイトであり、また家計管理的な機能をもったサイトにWesabe.comというのがあります。
エネーブログでも紹介しています。

その会社のCEOが、生まれたばかりの子供が呼吸器障害をかかえているため、退任して家族とともにいる、とブログにありました。
http://blog.wesabe.com/2008/05/22/news-about-jason-and-wesabe/
ベンチャーキャピタルから資金も得て、ユーザーも急増中、順風なときにリーダーの座を退くことは、大変な決断でしょう。
それでも家族を選ぶというのが、いかにも「人間らしい」感じがします。
コメントも、「それは正しい決断をしたよ」とか、とても好意的であたたかいものが見受けられます。
自分がそういう状況になったときには、どういう決断をするのでしょうか。
このような決断をあたたかく受け入れ、見守り、送り出してくれる仲間を持てるということも、すばらしいことです。

力を合わせて困難とたたかっているとき、家族とともにいられることほどありがたいことはありません。
一方で、豊かになったり、なにかを得てしまったときに、相続(争族)に代表される醜い争いも聞きます。

困難も豊かさも何も、「人間らしくあり続けられるか」を試そうとする何かしらの「意思」であるように思えます。
Wesabe

2008年5月18日日曜日

【気分と買い物】

心の状態と買い物との相関についての研究は、いろいろなことを考えさせてくれます。
ウォールストリートジャーナルの記事からです。
http://finance.yahoo.com/banking-budgeting/article/105086/The-Neuroscience-of-Retailing
  • ある研究によれば、母の死を悲しむ少年のビデオを見たあとでは、人はあたりさわりのないビデオを見たあとに比べて4倍の値段まで払おうとする。
  • 脳は、目新しいものによってスイッチオンとなり、脳内にドーパミンやセロトニンといった化学物質が分泌されてハイになる。
  • なにかを所有するという行為よりも、ディスプレーや色彩、親しみやすい店員、うまく誘導していく通路などが、高揚感をもたらす。
買物は一時的には強い幸福感をもたらすけれども、クレジットカードの請求は増え、後々により憂鬱な気分になる、という図式です。
資本主義の進歩とともに、「売る側」の「買ってもらうための手管」の研究はどんどん進みます。
消費者はほとんど催眠術にかかっているかのように行動しているのかもしれませんね。

2008年5月11日日曜日

【母からのアドバイス】

5月11日(日)は母の日です。
FamilyFun.com は、家族のための情報サイトです。
http://familyfun.go.com/
FamilyFun.com
その中に、「母からのアドバイス」というコーナーがあります。
お母さんからもらったアドバイスを語り合う自由投稿コーナーです。
http://jas.familyfun.go.com/guestsubmit?action=display&topic_id=32
「ことばに気をつけよう」
「後悔するな」
「1つの嘘が多くの嘘を招く」
など、個人的体験にもとづく母のことばが載っています。
このサイトは、幸せな家族生活を送るためのアイデアサイトのようなものです。

アイデアを出し合って、よりよい家族にしていこう、というのはすばらしい考えです。
それにしても、生命をつくりだす母の愛情に満ちたアドバイスは、貴重ですね。

2008年4月25日金曜日

【CHO - Chief Happiness Officer】

CXO(Chief X Officer)というと、企業の経営幹部で、Xの領域のトップであることを意味します。

CEO(Executive), CIO(Information/Innovation), COO(Operation), CAO(Administration), CSO(Strategy) などなど。
ちょっと珍しいところでは、CCO (Culture)などもあります。
企業文化を担当するトップなんて、おもしろいですね。
もっとおもしろいネーミングに、Cief Happiness Officer というのがありました。
http://positivesharing.com/
Chief Happiness Officer
このブログの主は、コンサルタントとして職場を楽しい場所にするための変革を助言しているそうです。
「Happy Hour is 9 to 5(楽しい時間は9時から5時まで)という著作もあります。
以下のコラムが人気です。
  • 「お客様は常に正しい」が正しくない5つの理由
  • トップ10の超クールな職場
  • オタクをリードしようとしない方法
  • クビの恐怖をまぬがれる方法
  • なぜ「ピザでやる気を出させる」がうまくいかないか
タイトルだけでも楽しいですね。
あなたの会社にも、CHOをひとり、どうですか?
チーフ幸福オフィサーというのは、笑えます。

笑った後、まじめに大事な役割だな、と思えます。

ユーモアをまじえ、このようなテーマに息長く取り組む姿がすばらしいです。

2008年4月24日木曜日

【不愉快度指数】

Yahoo!Finance のコラムニストLaura Rowleyのコラムに、「A New Index for Financial Well-Being 経済的な健全度をはかる新しい指数」とあります。
http://finance.yahoo.com/expert/article/moneyhappy/75948
1880年代に、英国のエコノミストが「Heonimeter」というのを提唱。
これは、特定の選択・決断からどれだけ喜びを得ることができるかをはかるものだそうです。
人生は、選ぶこと、決めることの連続です。
もしもどの行動が喜びをもたらすかを定量的にはかる方法があれば、人生をより豊かにするような決断を下せるでしょう。
最近のある研究で、人は幸福の40%を日常的な決断によって得ることができるとのこと。
(残りの60%は、健康や財産などのうまれもったものや環境によるもの)
この研究では、U-Index(不愉快度指数 UはUnpleasant=楽しくない のU)によって何が愉快で何が愉快でないかについて考察している。
幸福になるのは、社交、スポーツ、体を動かす、スピリチュアルなことをしている、リラックスしているとき。
テレビ観賞や食事の準備、ボランティアは中くらい。
愉快でないのは、家事、お金のための労働、治療を受ける、教育、介護など。
最悪なのは、通勤だそうです。
もし、30分の通勤で狭い家にするか、1時間半の通勤で広い家にするか、という選択に面したとき、これは参考になるかもしれません。

1日2時間、ういた時間をもっと愉快なことに使うわけです。
また、稼ぎがよい、あるいは学歴が高いほうが幸福感が高いわけではない、というデータも紹介されています。
なんとなくそうかな、と思っていたことが、研究成果として示されたような気がします。
1日の中でも、2差路や3差路の分かれ道がよくあり、どの道をとるのか習慣的に判断することの連続です。
Road

どの道が一番よかったかということよりも、どうしてその道をとったかということがわかることが大切でしょう。

そしてもっと大切なのは、その決断をした過去の自分自身に敬意をもつことだと思います。

決して非難することなく。

2008年4月17日木曜日

【多様性 Diversity】

多様性は、組織の進化・成長の大切な要素です。
DiversityInc が毎年発表している多様性トップ50企業のリストは、なかなか興味深いです。
http://www.diversityinc.com/
DiversityInc
2008年のトップ10
Verizon Communications
The Coca-Cola Co.
Bank of America
PricewaterhouseCoopers
Procter & Gamble
Cox Communications
Merrill Lynch & Co.
Johnson & Johnson
IBM
American Express
2007年
Bank of America
Pepsi Bottling Group
AT&T
The Coca-Cola Co.
Ford Motor Co.
Verizon Communications
Xerox Corp.
Consolidated Edison Co. of New York
JPMorgan Chase
PepsiCo
2001年
SBC Communications
Nordstrom
United Parcel Service
Bank of America
American Express
General Motors
Fannie Mae
Freddie Mac
Ford Motor Company
The Chubb Corporation

GMやフォードなどが順位を下げ、コカコーラや金融機関、ハイテクなどが目につきます。
この調査は、
1)CEOのコミットメント
2)ヒューマンキャピタル
3)企業内・組織内コミュニケーション
4)サプライヤーの多様性
の4つの側面で評価しています。

ホームページでは、黒人の同僚に言ってはならないこと、など主にカラー(人種)についての観点が目につきます。
アメリカの職場では、まず悩むことのひとつなのでしょう。
もちろん、ほかに、性別や年齢など、多様性のいろいろな要素も関係してきます。
多様性について真剣に考え、取り組むところにアメリカのダイナミズムを感じますね。
日本の会社が外資に買われ、多国籍の社員が入ってきて、成功する。
このようなケースにおける成功要因は、やはり多様性のもつパワー・エネルギーにあるのではないでしょうか。
日本は、もともと同質性の閉塞感 → 多様性(異文化)の吸収 → 同化 を繰り返してきた国だと思います。
いま、そしてこれから、どのような多様性の吸収を行っていくのか。
これから、その現場に参加していくこととしましょう。

2008年4月3日木曜日

【グリーン=地球にやさしく】

msn lifestyle をのぞくと、"Living Green"というコーナーがあり、
「Bury Me Green(地球にやさしい埋葬)」
「5 ways to green your dog(飼い犬を地球にやさしくする5つの方法)」
など、環境についての内容がのっています。
グリーンということばが重みをもっているようで、「グリーンする」というように動詞にもなっています。
自分はどのぐらいグリーンなのだろうと思うと、ちゃんとグリーン度を教えてくれるサイトもあります。
設問をみると、けっこうグリーン度が高い人を対象にしているのか、回答の選択肢そのものがそれなりのことをしている人向けです。
How green am I ?
「消費を活発にして、景気をよくして、経済を好調にする」というパラダイムだけだと、グリーンと対極にベクトルが向いてしまいます。
未来の世代への責任という意味で、大切なテーマですね。

我が家の地域では、プラスティックごみの収集が週に1回なのですが、1週間で数袋もたまります。
それらは主に、食品が入っていたケースです。
持ち運びや衛生面など、便利には違いないのですが、あれだけゴミになると罪悪感を感じます。
伝統的にグリーンであり続けてきた日本人、いろいろとできそうなことがまだまだありそうです。

2008年3月26日水曜日

【ランキング】

FORTUNEといえば、毎年の大金持ちランキングの発表などで有名です。

CNNMoney.comのFORTUNEのコーナーに、Rankingsというコーナーがあり、いろいろなことのランキングがのっています。
http://money.cnn.com/magazines/fortune/rankings/
CNNMoney Fortune
世界でもっとも称賛される会社100とか、もっとも給料がいい会社25とか、ビジネスでの101のもっともバカバカしい瞬間とか。

けっこう笑えるし、参考にもなります。
たとえば会社のランキングでは、平均給与レベル、福利厚生、トップの特徴などにはじまり、マイノリティの比率などなど、いろいろとデータが載っています。
他との比較でランキングばかり気にするのも考え物ですが、視野をひろくもつために、ときどきチェックすることもよいかもしれませんね。
それにしても、法律事務所の給与レベルは・・・なんとも立派です。
自分の所属する会社や、知っている人が、ランキング上位に名を連ねていると、誇らしいものです。
ランキングは、認知や承認の手段として、存在意義があるのでしょうね。

2008年3月19日水曜日

【ハウツーもの】

いつの時代も、ハウツーものは重宝されます。
日本のサイトでいえば、All About などが有名です。
1999年からコツコツとハウツーを提供・共有しているのがeHow.comです。
http://www.ehow.com
eHow.com
ユーザーは、ハウツー情報を投稿し、それが価値ある情報であればお金ももらえます。
金額は、総ビュー時間やカテゴリーなどの組み合わせをもとに、他の読者の役に立てば立つほど大きくなります。
トップページをみると、アスパラガスの調理法、チャーハンの作り方、2日酔いへの対処方法、など面白いそうな記事が紹介されています。
知識・ノウハウベースとしてのインターネットの蓄積をたゆまず行っていて、おもしろいサイトだと思います。

ノウハウを人に伝えるというのは、けっこう楽しくうれしいことだったりします。
自分が達成感を味わってうれしい、という状態の次に来るのは、それを分かち合って他人の利となってうれしい、という境地なのかもしれません。
ノウハウ共有・記録の場としてのe(インターネットなどのテクノロジー)の活躍は、まだまだこれからが本番という気がします。

2008年3月13日木曜日

【みじめな気分だと浪費しやすい】

CNNに「Why sadness can blow your budget(なぜ悲しい気分がふところを痛めるのか)」という記事がありました。
http://www.cnn.com/2008/LIVING/personal/02/08/sad.shopping.ap/index.html?iref=mpstoryview

複数の大学の最近の研究によると、気分がふさいで、自分のことにばかり目が行くと、消費の判断がゆるくなるといいます。
「misery is not miserly(みじめさは倹約ではない)」という現象は、心理学者や広告業者には既知のことだそうです。

悲しい気分は、自分のことばかり考えるようにさせ、自分自身や身の回りのものがわずかなものに思えてしまう。
その気持ちが、もっと自分自身をよく思えるためにもっと支払いたいという気にさせる。
そのような連鎖反応が起きるといいます。

しかし、最後には「なんでこんなにお金を使ったんだろう?」と我にかえります。

「自分へのごほうび」として高額なものを買ったりする風潮が日本にもあるようです。
それも、ひょっとしたらこの記事のいうような現象のひとつなのかもしれません。

2008年3月6日木曜日

【ネットで感謝・不満を言う】

カスタマーエクスペリエンス(顧客体験)ということばがあります。
飲食店や銀行、公共サービスなどいろいろなサービスの提供において、顧客としてどのような体験ができるか、ということです。

かゆいところに手が届くような気配りのきいたサービスを受けられれば、カスタマーエクスペリエンスは高い満足度となります。
食べ物屋さんなどで、よくアンケートがおいてあります。
顧客からみて、どう感じたかをフィードバックすることが、サービスの提供者への大切なインプットとなります。
そういう意味で、節度のある不平は、実にありがたいものです。
また、不満をもった場合に、自分だけにためこまずにどこかでぶちまけることができると、ちょっとスッキリしたちします。
complaints.com では、オンラインで不満を書くことができます。一方、不満を寄せられた会社からは、返信を受け付けています。
http://www.complaints.com/
complaints.com
planetfeedback.com は、不満だけでなく、感謝のメッセージや提案、質問などものせることができます。
http://www.planetfeedback.com/
planetfeedback.com

日本では、まだあまり一般的ではありませんが、米国のサービス業者は、従業員への感謝のメッセージをとてもありがたがります。

以前に、航空会社が感謝のメッセージを書き込めるカードを配ったりしていました。
相手にさらによくなってほしいと思っての不満や感謝をはっきりと表現することは、社会の成長・成熟のためにも大切ですね。
カスタマーエクスペリエンスの体験話(こんなひどい目にあったとか、こういうサービスを受けて感激したとか)は、参考になるし面白いものです。
ある意味、小説を読むのにも通じる面白さ、自分以外の人生を知る機会でもあります。
ネットカルチャーの1要素という気がします。

2008年2月21日木曜日

【自己改善サイト】

SelfGrowth.com という自己改善サイトがあります。
http://www.selfgrowth.com
自称、月間100万人訪れるNo.1の自己改善サイトとのこと。

SelfGrowth.com

たしかに、充実しています。
各テーマの専門家のディレクトリあり、記事あり、ショップあり、ビデオあり。

ディレクトリの分類も参考になります。

  • Success Skills 成功のスキル
  • Relationships 関係
  • Health & Fitness 健康とフィットネス
  • Money & Careers お金とキャリア
  • Mental Health メンタルヘルス
  • Sprituality 精神性
  • Diet & Nutrition ダイエットと栄養

IQテストなんていうコーナーもあります。

創設者の肉声も聴けます。10年前からコツコツと運営しているとのこと。
本も5冊出しているそうです。

継続は力なり、ですね。
10年というのが、継続のひとつの目安かもしれません。

Self Growth とか、Self Improvement を日本語でいうと、自己成長とか、自己改善というあたりでしょうか。

自己啓発というと、うさんくさいセミナーを連想してしまいますし。
日本語にすると、なんとなく成長にしろ改善にしろ、たいそうな気がして、日常的に使いにくいかもしれません。

でも、トヨタがカイゼンの力で世界一になったように、自分の改善の積み重ねが大切ですね。

【自己改善サイト】

SelfGrowth.com という自己改善サイトがあります。
http://www.selfgrowth.com
自称、月間100万人訪れるNo.1の自己改善サイトとのこと。

SelfGrowth.com

たしかに、充実しています。
各テーマの専門家のディレクトリあり、記事あり、ショップあり、ビデオあり。

ディレクトリの分類も参考になります。

  • Success Skills 成功のスキル
  • Relationships 関係
  • Health & Fitness 健康とフィットネス
  • Money & Careers お金とキャリア
  • Mental Health メンタルヘルス
  • Sprituality 精神性
  • Diet & Nutrition ダイエットと栄養

IQテストなんていうコーナーもあります。

創設者の肉声も聴けます。10年前からコツコツと運営しているとのこと。
本も5冊出しているそうです。

継続は力なり、ですね。
10年というのが、継続のひとつの目安かもしれません。

Self Growth とか、Self Improvement を日本語でいうと、自己成長とか、自己改善というあたりでしょうか。

自己啓発というと、うさんくさいセミナーを連想してしまいますし。
日本語にすると、なんとなく成長にしろ改善にしろ、たいそうな気がして、日常的に使いにくいかもしれません。

でも、トヨタがカイゼンの力で世界一になったように、自分の改善の積み重ねが大切ですね。

2008年2月14日木曜日

【身の丈消費】

住宅価格の下落が続く米国。
New York Times に、米国民もようやく身の丈消費にならざるを得なくなってきた、との記事がありました。
http://www.nytimes.com/2008/02/05/business/05spend.html?pagewanted=1&_r=1&adxnnlx=1202966430-%20fB8Qtux5v835Xn3/G40dQ
  • 1950年代と60年代にクレジットカードが人気化し、給料日の前に買い物をするようになる。
  • 1980年代までには、株式市場の恩恵によって収入以上に買うようになる。
  • 1984年には、アメリカ人は収入の10分の1を貯金していたが、10年後にはその半分となり、いまや ややマイナス(支出>収入)。
  • 全世帯の約3分の1にあたる3400万世帯が過去4年間に自宅を担保にお金を借り、その世帯の貯蓄率は2006年にはマイナス13%。
  • 昨年には改善したもののマイナス7%。
  • 2004年から2006年の間に、アメリカ人は家の売却やモーゲージによる現金引き出しや担保ローンによって、年間8000億ドル(85兆円!)を得ていた。

いままでも、借金体質の消費大国など、よく指摘されます。
こうして、データをみると、あらためてたいしたもの、というか消費にかけるエネルギーを感じます。

記事では、家のローンの返済におわれ、豪邸からアパートに移ることになった人の事例なども出てきます。

近代アメリカは、なにやら錬金術めいたことによっても繁栄を維持していた、というように思えてしまいますね。
身の丈が一番ということでしょう。

もっとも、これまでもそうであったように、サブプライム不況が過ぎれば、また消費ブームになるのではないでしょうか。
ある意味、それがアメリカという文明のアイデンティティという気がします。
ところで、クレジット=信用というのは、考えれば考えるほど不思議なものです。
紙幣も、紙きれなのに物が買えるという信用があるから価値があり、クレジットカードもそうでしょう。
一方で、信用がないとなると、なだれをうったように価値が減ります。
偽装問題による信用喪失も、同じ構図でしょう。
信用がないとなると、さらにチェックなどのための余計なコストもかかります。
クレジットカードの信用スコアにしても、食品の安全にしても、信用してもらうためのコツコツと不断の努力が積み重なってはじめて得られるものです。
コツコツの対価というわけですね。
そして、コツコツの対価は、少しの油断や慢心によって瓦解する。
そのことを忘れないようにしたいものです。