2011年1月1日土曜日

ビジネスとしてのコーチング

コーチングがプロフェッショナルサービスビジネスとして確立するには、いくつかのハードルがあります。
  • コーチングを受けるクライアントのニーズや置かれている状況、主体性の度合いなどが千差万別で、適したコーチをみつけるためには相当数のコーチのプールが必要。
  • コーチングは、コーチの負担が大きい。定期的に、決めた時間を拘束される。
  • コーチには、豊富な人生経験と高いコーチング能力が求められるが、それに見合う報奨を得られるとは限らない。
コーチングそのものには、人をエンパワーする大きな力があるので、なんとかビジネスとして成り立つようにしたいのですが、現状では、企業経営者など、高額なコーチング報酬を払える人を対象にするぐらいが現実的でしょう。
インターネットを活用して、何とか工夫してみたいものです。

2009年12月5日土曜日

コーチングの頻度

コーチングの頻度として、どれぐらいが適切なのでしょうか?

毎週1回の人もいれば、月に1回の人もいます。
目標が数ヵ月後とかに見えていて、エネルギーを高めていきたいときには週1回ぐらいがペースづくりによさそうです。
一方で、10年単位でキャリアをぶれないようにするとか、長い目で取り組む場合には、月1-2回もよさそうです。

コーチの立場からすると、1か月あくと、1ヶ月間におきたことのキャッチアップで10-20分たってしまうので、小一時間のコーチングだとちょっと駆け足になる気はします。

いずれにしても、主体はコーチングを受ける本人なので、その人にあったペースでやるということなのでしょうね。

2009年9月21日月曜日

依存症は依存症を呼ぶ?

類は友を呼ぶという言葉があります。
最近の問題意識として、依存症の人は、依存症の人を引き寄せるのではないかということがあります。
勝手に推測すると、依存症の人は、依存症の悩みがわかる・聞けるので、初期のコンタクトにおいて「この人ならわかってくれる・聞いてくれる」という安心感を覚えるからではないかと思います。
しかし、これがコーチングとセットとなると、「異質なものとの接触によって、自分をつくり、道をひらいていく」という本来のコーチングの良さが薄れてしまうのではないかと思います。
依存コミュニティから抜け出すきっかけ。
コーチングがその1手段となるといいと思うのですが、現実はどうでしょうか?

2009年6月20日土曜日

【How To のグローバルナレッジ】

How to relax と検索すると、wikiHowというページが登場しました。
「~するには?」というノウハウ集をWikiスタイル(みんなで投稿)で集めています。

http://www.wikihow.com

「Imagine if everyone on Earth had an expert coach who could teach them how to do anything.」
(もしも地球上のすべての人が、何かをするときにどうやればいいかを教えてくれる専門のコーチを持っていれば、と想像してごらん)
というメッセージには、夢があります。

資本主義は、「他人との差」によって幸福を相対的に得ようとする構図をつくりやすいものです。
これからは、「知の共有・応援」が人と人をつなげ、全体の幸福度を高めていくような動きに期待したいです。

enabLifeは、しばらくお休みしますが、地球上の活動が続く限り、wikiHowと同じような理念をもちつづけます。

2009年5月30日土曜日

イワンのバカ

イワンのバカは、余計なことは考えず、1日コツコツと働き、手にマメをつくり、収穫に感謝し、生きています。
軍人の兄は力に、商人の兄はお金に溺れ、悪魔の子分のワナにはまります。

イワンの愚直さに敗れた子分たちの復讐に親分の悪魔が乗り出しますが、「頭を使う」ことをイワン国の国民のバカたちにわかってもらえず、「頭を使って」階段を痛そうに転げ落ちながら消えます。

力に溺れ、お金に溺れ、頭を使うことに溺れ・・・。
これはまるで現代の混乱そのものではないですか!

トルストイのメッセージは永遠ですね。

2009年3月14日土曜日

One on One

コミュニケーションは、1対1、1対多、多対多の形式があります。
お互いを真剣に理解するには、1対1 = One on One がベストです。
対面であれば、ことばだけでなく、表情やしぐさのすべてから情報を得ることになり、全方位的に理解することに集中することになります。

One on Oneでのコミュニケーションは、エネルギーを使います。
ある意味、それなりの覚悟がないと行わないわけですから、One on One で話せるということはありがたい(滅多にない)ことです。

人生の限られた持ち時間の中で、そのような場を大切にしたいものです。

2009年3月9日月曜日

あなた

幸せの情景。
絵や歌や詩や小説などで、その情景が目に浮かぶとき、幸せを共有できるような豊かな気持ちになります。

共感する力 これも幸福のための技術のひとつだと思います。



「あなた」に出てくるちっちゃい家と坊やの風景。
なんとも、いいです。

2009年2月21日土曜日

外資系でのキャリアアップ

外資系企業で働く人のコーチングは、スムーズで意味のあることが多いように思います。
理由は、
1)文化的なギャップなど、課題・問題・悩みとなっていることの原因が粒が大きくてわかりやすいので、コーチングの意義を感じやすい。
2)日本の会社にありがちは、よくわからない・問題意識がはっきりしない・あいまいな事象が少ないので、コーチとともに考えていく際に堂々めぐりになりにくい。
3)そもそも、外資系企業で働く人は問題意識の高い人が多い(ように感じる)。

多分に偏見に満ちているとは思いますが。

日本がグローバルにしたたかに成長していくためにも、外資系企業に勤める人たちのパワーアップに貢献していきたいと思います。

2009年2月7日土曜日

【地球にやさしい一口アイデア サイト】

地球環境保護について、ゴミを減らす、リサイクル、CO2、などなど考えることがいっぱいあります。
ありすぎて、ついつい「自分だけシャカリキになっても仕方ないし、ま、いいか」となりそうです。

そうではなく、ちょっとひとかじりするような、小さなアイデアをつないで、グリーン(地球にやさしく)していこうよ、というサイトがEdeal Biteです。
http://www.idealbite.com
Ideal Bite

参加者をBiter(ひとかじりする人たち)と呼んで、ひとかじりのアイデアの交換場所となっています。
「11,973人以上のBiterたちが、タイヤの空気圧をチェックし、ハイブリッドカーでガソリン消費をおさえています」というようなサマリーも紹介しています。

ミッションは、
「The mission of Ideal Bite is to create a more sustainable world by connecting enlightened companies with responsible consumers who are ready to make small changes that add up.
ちりも積もれば山となるアイデアを自分でやっていこうという責任感のある消費者と会社をつないでいくことで、サステイナブル(持続可能)な世界をつくる」
という立派なものです。

理念ありきで、インターネットのネットワーキングに適した特徴をうまく使っているサイトですね。

原油の高騰で、代替エネルギーの開発が加速すると思いましたが、今度はかなりの安値。
でも、新興国の成長がとまらないことを思えば、また高騰が来そうです。
赤字続出の自動車産業が、R&Dの手をゆるめないことを祈ります。

2008年12月23日火曜日

突き抜ける瞬間

コーチングを通してお手伝いをしていると、「突き抜けたな」と感じる瞬間があります。
コーチングの時間をみても、モヤモヤしている段階では、45分ぐらいのプログラムが1時間以上ざらにかかります。
しかし、そこで表面的にならずにじっくりと回数を重ねると、いろいろなことが回りだして、ポーンと視界が開けることがあるのです。
これは、コーチングを受ける人にとってもコーチとしてお手伝いする側の人にとっても、感動的な瞬間です。
「わかる」ということが「かわる」ことなのですね。