2007年10月15日月曜日

自信

よく「もっと自信をもっていきたい」といいます。

自信とは、文字通り、自分を信じる、ということです。

自信は主に、

  1. 自分なりの努力でやってみた結果について、他人にほめられたり、賞賛された
  2. 自分なりの目標をもってやってみたらできたので、自分として満足できた

という2つのパターンでついていきます。

自分に自信がもてないという場合は、

  • 「けなされそう」、「笑われそう」なので、やってみることをせずに躊躇している
  • 周囲の目を気にしてしまう
  • 他人の肯定的な声を素直に受け止められず、否定的な声ばかり気にしてしまう
  • 自分に対する期待レベルが高すぎて(自分に高い目標を課していて)、とても到達できず、自分を認められない

というケースが多いようです。

コーチとしてお話を伺ってみると、どうみても客観的には立派なことをしていたり、よくやっていると思えるのに、ご自身は自信がないという方がいらっしゃいます。

傾向としては、完璧主義的な人に多いように思います。


「ちょぼちょぼ」にやる、という風に考えて肩の力を抜いてほしいなあ、と思いますが、なかなかそうもいかないようです。

そこでお勧めするのは、なにかしら自己承認をする習慣をもつことです。

たとえば、日記を書くことです。

何かその日にあった「うれしかったこと」、「ついていると思ったこと」、「自分をほめてやりたいこと」をちょっとでもいいので必ず1つ書くのです。

これには、自分が自分を認める、という意味があります。また、物事を肯定的に考える習慣がつきます。

さらに、「書く」という行為には、「浄化」作用があります。

自分の心の中のもやもや、よいこと・悪いことをはきだすことで、チャンネルをあしたへ切り換えるのです。

誰かに話す、という行為にも同じような作用があります。

ですから、日記を書く、というかわりに、パートナーに1つは「よかったこと」を話す、という習慣でもよいと思います。

夜、寝る前に、寝床でつぶやく、というのでもいいでしょう。

奇跡的な確率で人間として生まれてきて、人として生きていられる、生かされているう、というのは、とても「ありがたい」ことです。確率的には、「あり得ない」に近い出来事です。

ちょっとした習慣を通して、そのように「ありがたい」気持ちと隣り合わせで日々を過ごしていくと、自分なりの自信がついてくるのではないかと思います。