2008年5月18日日曜日

【気分と買い物】

心の状態と買い物との相関についての研究は、いろいろなことを考えさせてくれます。
ウォールストリートジャーナルの記事からです。
http://finance.yahoo.com/banking-budgeting/article/105086/The-Neuroscience-of-Retailing
  • ある研究によれば、母の死を悲しむ少年のビデオを見たあとでは、人はあたりさわりのないビデオを見たあとに比べて4倍の値段まで払おうとする。
  • 脳は、目新しいものによってスイッチオンとなり、脳内にドーパミンやセロトニンといった化学物質が分泌されてハイになる。
  • なにかを所有するという行為よりも、ディスプレーや色彩、親しみやすい店員、うまく誘導していく通路などが、高揚感をもたらす。
買物は一時的には強い幸福感をもたらすけれども、クレジットカードの請求は増え、後々により憂鬱な気分になる、という図式です。
資本主義の進歩とともに、「売る側」の「買ってもらうための手管」の研究はどんどん進みます。
消費者はほとんど催眠術にかかっているかのように行動しているのかもしれませんね。