2008年4月17日木曜日

【多様性 Diversity】

多様性は、組織の進化・成長の大切な要素です。
DiversityInc が毎年発表している多様性トップ50企業のリストは、なかなか興味深いです。
http://www.diversityinc.com/
DiversityInc
2008年のトップ10
Verizon Communications
The Coca-Cola Co.
Bank of America
PricewaterhouseCoopers
Procter & Gamble
Cox Communications
Merrill Lynch & Co.
Johnson & Johnson
IBM
American Express
2007年
Bank of America
Pepsi Bottling Group
AT&T
The Coca-Cola Co.
Ford Motor Co.
Verizon Communications
Xerox Corp.
Consolidated Edison Co. of New York
JPMorgan Chase
PepsiCo
2001年
SBC Communications
Nordstrom
United Parcel Service
Bank of America
American Express
General Motors
Fannie Mae
Freddie Mac
Ford Motor Company
The Chubb Corporation

GMやフォードなどが順位を下げ、コカコーラや金融機関、ハイテクなどが目につきます。
この調査は、
1)CEOのコミットメント
2)ヒューマンキャピタル
3)企業内・組織内コミュニケーション
4)サプライヤーの多様性
の4つの側面で評価しています。

ホームページでは、黒人の同僚に言ってはならないこと、など主にカラー(人種)についての観点が目につきます。
アメリカの職場では、まず悩むことのひとつなのでしょう。
もちろん、ほかに、性別や年齢など、多様性のいろいろな要素も関係してきます。
多様性について真剣に考え、取り組むところにアメリカのダイナミズムを感じますね。
日本の会社が外資に買われ、多国籍の社員が入ってきて、成功する。
このようなケースにおける成功要因は、やはり多様性のもつパワー・エネルギーにあるのではないでしょうか。
日本は、もともと同質性の閉塞感 → 多様性(異文化)の吸収 → 同化 を繰り返してきた国だと思います。
いま、そしてこれから、どのような多様性の吸収を行っていくのか。
これから、その現場に参加していくこととしましょう。

2008年4月3日木曜日

【グリーン=地球にやさしく】

msn lifestyle をのぞくと、"Living Green"というコーナーがあり、
「Bury Me Green(地球にやさしい埋葬)」
「5 ways to green your dog(飼い犬を地球にやさしくする5つの方法)」
など、環境についての内容がのっています。
グリーンということばが重みをもっているようで、「グリーンする」というように動詞にもなっています。
自分はどのぐらいグリーンなのだろうと思うと、ちゃんとグリーン度を教えてくれるサイトもあります。
設問をみると、けっこうグリーン度が高い人を対象にしているのか、回答の選択肢そのものがそれなりのことをしている人向けです。
How green am I ?
「消費を活発にして、景気をよくして、経済を好調にする」というパラダイムだけだと、グリーンと対極にベクトルが向いてしまいます。
未来の世代への責任という意味で、大切なテーマですね。

我が家の地域では、プラスティックごみの収集が週に1回なのですが、1週間で数袋もたまります。
それらは主に、食品が入っていたケースです。
持ち運びや衛生面など、便利には違いないのですが、あれだけゴミになると罪悪感を感じます。
伝統的にグリーンであり続けてきた日本人、いろいろとできそうなことがまだまだありそうです。

2008年3月26日水曜日

【ランキング】

FORTUNEといえば、毎年の大金持ちランキングの発表などで有名です。

CNNMoney.comのFORTUNEのコーナーに、Rankingsというコーナーがあり、いろいろなことのランキングがのっています。
http://money.cnn.com/magazines/fortune/rankings/
CNNMoney Fortune
世界でもっとも称賛される会社100とか、もっとも給料がいい会社25とか、ビジネスでの101のもっともバカバカしい瞬間とか。

けっこう笑えるし、参考にもなります。
たとえば会社のランキングでは、平均給与レベル、福利厚生、トップの特徴などにはじまり、マイノリティの比率などなど、いろいろとデータが載っています。
他との比較でランキングばかり気にするのも考え物ですが、視野をひろくもつために、ときどきチェックすることもよいかもしれませんね。
それにしても、法律事務所の給与レベルは・・・なんとも立派です。
自分の所属する会社や、知っている人が、ランキング上位に名を連ねていると、誇らしいものです。
ランキングは、認知や承認の手段として、存在意義があるのでしょうね。

2008年3月19日水曜日

【ハウツーもの】

いつの時代も、ハウツーものは重宝されます。
日本のサイトでいえば、All About などが有名です。
1999年からコツコツとハウツーを提供・共有しているのがeHow.comです。
http://www.ehow.com
eHow.com
ユーザーは、ハウツー情報を投稿し、それが価値ある情報であればお金ももらえます。
金額は、総ビュー時間やカテゴリーなどの組み合わせをもとに、他の読者の役に立てば立つほど大きくなります。
トップページをみると、アスパラガスの調理法、チャーハンの作り方、2日酔いへの対処方法、など面白いそうな記事が紹介されています。
知識・ノウハウベースとしてのインターネットの蓄積をたゆまず行っていて、おもしろいサイトだと思います。

ノウハウを人に伝えるというのは、けっこう楽しくうれしいことだったりします。
自分が達成感を味わってうれしい、という状態の次に来るのは、それを分かち合って他人の利となってうれしい、という境地なのかもしれません。
ノウハウ共有・記録の場としてのe(インターネットなどのテクノロジー)の活躍は、まだまだこれからが本番という気がします。

2008年3月13日木曜日

【みじめな気分だと浪費しやすい】

CNNに「Why sadness can blow your budget(なぜ悲しい気分がふところを痛めるのか)」という記事がありました。
http://www.cnn.com/2008/LIVING/personal/02/08/sad.shopping.ap/index.html?iref=mpstoryview

複数の大学の最近の研究によると、気分がふさいで、自分のことにばかり目が行くと、消費の判断がゆるくなるといいます。
「misery is not miserly(みじめさは倹約ではない)」という現象は、心理学者や広告業者には既知のことだそうです。

悲しい気分は、自分のことばかり考えるようにさせ、自分自身や身の回りのものがわずかなものに思えてしまう。
その気持ちが、もっと自分自身をよく思えるためにもっと支払いたいという気にさせる。
そのような連鎖反応が起きるといいます。

しかし、最後には「なんでこんなにお金を使ったんだろう?」と我にかえります。

「自分へのごほうび」として高額なものを買ったりする風潮が日本にもあるようです。
それも、ひょっとしたらこの記事のいうような現象のひとつなのかもしれません。

2008年3月6日木曜日

【ネットで感謝・不満を言う】

カスタマーエクスペリエンス(顧客体験)ということばがあります。
飲食店や銀行、公共サービスなどいろいろなサービスの提供において、顧客としてどのような体験ができるか、ということです。

かゆいところに手が届くような気配りのきいたサービスを受けられれば、カスタマーエクスペリエンスは高い満足度となります。
食べ物屋さんなどで、よくアンケートがおいてあります。
顧客からみて、どう感じたかをフィードバックすることが、サービスの提供者への大切なインプットとなります。
そういう意味で、節度のある不平は、実にありがたいものです。
また、不満をもった場合に、自分だけにためこまずにどこかでぶちまけることができると、ちょっとスッキリしたちします。
complaints.com では、オンラインで不満を書くことができます。一方、不満を寄せられた会社からは、返信を受け付けています。
http://www.complaints.com/
complaints.com
planetfeedback.com は、不満だけでなく、感謝のメッセージや提案、質問などものせることができます。
http://www.planetfeedback.com/
planetfeedback.com

日本では、まだあまり一般的ではありませんが、米国のサービス業者は、従業員への感謝のメッセージをとてもありがたがります。

以前に、航空会社が感謝のメッセージを書き込めるカードを配ったりしていました。
相手にさらによくなってほしいと思っての不満や感謝をはっきりと表現することは、社会の成長・成熟のためにも大切ですね。
カスタマーエクスペリエンスの体験話(こんなひどい目にあったとか、こういうサービスを受けて感激したとか)は、参考になるし面白いものです。
ある意味、小説を読むのにも通じる面白さ、自分以外の人生を知る機会でもあります。
ネットカルチャーの1要素という気がします。

2008年2月21日木曜日

【自己改善サイト】

SelfGrowth.com という自己改善サイトがあります。
http://www.selfgrowth.com
自称、月間100万人訪れるNo.1の自己改善サイトとのこと。

SelfGrowth.com

たしかに、充実しています。
各テーマの専門家のディレクトリあり、記事あり、ショップあり、ビデオあり。

ディレクトリの分類も参考になります。

  • Success Skills 成功のスキル
  • Relationships 関係
  • Health & Fitness 健康とフィットネス
  • Money & Careers お金とキャリア
  • Mental Health メンタルヘルス
  • Sprituality 精神性
  • Diet & Nutrition ダイエットと栄養

IQテストなんていうコーナーもあります。

創設者の肉声も聴けます。10年前からコツコツと運営しているとのこと。
本も5冊出しているそうです。

継続は力なり、ですね。
10年というのが、継続のひとつの目安かもしれません。

Self Growth とか、Self Improvement を日本語でいうと、自己成長とか、自己改善というあたりでしょうか。

自己啓発というと、うさんくさいセミナーを連想してしまいますし。
日本語にすると、なんとなく成長にしろ改善にしろ、たいそうな気がして、日常的に使いにくいかもしれません。

でも、トヨタがカイゼンの力で世界一になったように、自分の改善の積み重ねが大切ですね。

【自己改善サイト】

SelfGrowth.com という自己改善サイトがあります。
http://www.selfgrowth.com
自称、月間100万人訪れるNo.1の自己改善サイトとのこと。

SelfGrowth.com

たしかに、充実しています。
各テーマの専門家のディレクトリあり、記事あり、ショップあり、ビデオあり。

ディレクトリの分類も参考になります。

  • Success Skills 成功のスキル
  • Relationships 関係
  • Health & Fitness 健康とフィットネス
  • Money & Careers お金とキャリア
  • Mental Health メンタルヘルス
  • Sprituality 精神性
  • Diet & Nutrition ダイエットと栄養

IQテストなんていうコーナーもあります。

創設者の肉声も聴けます。10年前からコツコツと運営しているとのこと。
本も5冊出しているそうです。

継続は力なり、ですね。
10年というのが、継続のひとつの目安かもしれません。

Self Growth とか、Self Improvement を日本語でいうと、自己成長とか、自己改善というあたりでしょうか。

自己啓発というと、うさんくさいセミナーを連想してしまいますし。
日本語にすると、なんとなく成長にしろ改善にしろ、たいそうな気がして、日常的に使いにくいかもしれません。

でも、トヨタがカイゼンの力で世界一になったように、自分の改善の積み重ねが大切ですね。

2008年2月14日木曜日

【身の丈消費】

住宅価格の下落が続く米国。
New York Times に、米国民もようやく身の丈消費にならざるを得なくなってきた、との記事がありました。
http://www.nytimes.com/2008/02/05/business/05spend.html?pagewanted=1&_r=1&adxnnlx=1202966430-%20fB8Qtux5v835Xn3/G40dQ
  • 1950年代と60年代にクレジットカードが人気化し、給料日の前に買い物をするようになる。
  • 1980年代までには、株式市場の恩恵によって収入以上に買うようになる。
  • 1984年には、アメリカ人は収入の10分の1を貯金していたが、10年後にはその半分となり、いまや ややマイナス(支出>収入)。
  • 全世帯の約3分の1にあたる3400万世帯が過去4年間に自宅を担保にお金を借り、その世帯の貯蓄率は2006年にはマイナス13%。
  • 昨年には改善したもののマイナス7%。
  • 2004年から2006年の間に、アメリカ人は家の売却やモーゲージによる現金引き出しや担保ローンによって、年間8000億ドル(85兆円!)を得ていた。

いままでも、借金体質の消費大国など、よく指摘されます。
こうして、データをみると、あらためてたいしたもの、というか消費にかけるエネルギーを感じます。

記事では、家のローンの返済におわれ、豪邸からアパートに移ることになった人の事例なども出てきます。

近代アメリカは、なにやら錬金術めいたことによっても繁栄を維持していた、というように思えてしまいますね。
身の丈が一番ということでしょう。

もっとも、これまでもそうであったように、サブプライム不況が過ぎれば、また消費ブームになるのではないでしょうか。
ある意味、それがアメリカという文明のアイデンティティという気がします。
ところで、クレジット=信用というのは、考えれば考えるほど不思議なものです。
紙幣も、紙きれなのに物が買えるという信用があるから価値があり、クレジットカードもそうでしょう。
一方で、信用がないとなると、なだれをうったように価値が減ります。
偽装問題による信用喪失も、同じ構図でしょう。
信用がないとなると、さらにチェックなどのための余計なコストもかかります。
クレジットカードの信用スコアにしても、食品の安全にしても、信用してもらうためのコツコツと不断の努力が積み重なってはじめて得られるものです。
コツコツの対価というわけですね。
そして、コツコツの対価は、少しの油断や慢心によって瓦解する。
そのことを忘れないようにしたいものです。

2008年2月7日木曜日

【「未来の私」へ】

タイムカプセルは、宝物などを埋めておいて、未来の自分が掘り起こして昔をなつかしむものです。
未来の自分へのメッセージを送るのも面白いでしょう。
かつての自分に励まされたり、問いかけられたりすると、けっこう新鮮だったりします。
FutureMe.org というサイトでは、未来の自分にメールを送れます。
http://www.futureme.org/
FutureMe
10年後とかに送る場合、このサイトが存続していることを祈ります。
忘れた頃に来ても、いたずらメールと思ってしまうかもしれませんね。
10歳の次男の授業参観で、10年後の成人式を迎えた自分へのメッセージを作文にして各自読みました。
NBAのプロバスケ選手になるとか、プロサッカー選手になるとか、でかい夢をたくさん聞くことができました。

未来へのメッセージ、届くといいね!