2008年5月18日日曜日

言い訳先行型

「いまの八方塞がりの状況をどう抜け出したらよいかわからない」

こういう悩みのときに、コーチはいっしょに「どこかにあいている門があるから探そう」とします。
このとき、クライアントがどれだけ自己防衛を捨てて、白紙で考えられるかがカギを握ります。

「北の門は、さびていてあきませんでした」
「東の門は、なんとかこじあけようとしたけどダメでした」
「南の門は、すきまから外が見えましたが砂漠なのでやめました」
「西には行きたくないので、西の門はダメです」

というように、「自分はこれだけやっているのに、自分はひどい目にあい続けている」という言い訳先行型だと、前進しません。

傾向としては、親に言うままに生きてきた、というように「他人に人生を支配されている」と思う人に言い訳先行型が多いように感じます。

自己防衛を捨ててもらうためには、コーチとの信頼関係が不可欠で、それにはある程度の時間がかかるようです。長年かけて身にまとってきた鎧をぬぐわけですから。