2008年5月25日日曜日

【家族と共にいる】

お金についてのコミュニティーサイトであり、また家計管理的な機能をもったサイトにWesabe.comというのがあります。
エネーブログでも紹介しています。

その会社のCEOが、生まれたばかりの子供が呼吸器障害をかかえているため、退任して家族とともにいる、とブログにありました。
http://blog.wesabe.com/2008/05/22/news-about-jason-and-wesabe/
ベンチャーキャピタルから資金も得て、ユーザーも急増中、順風なときにリーダーの座を退くことは、大変な決断でしょう。
それでも家族を選ぶというのが、いかにも「人間らしい」感じがします。
コメントも、「それは正しい決断をしたよ」とか、とても好意的であたたかいものが見受けられます。
自分がそういう状況になったときには、どういう決断をするのでしょうか。
このような決断をあたたかく受け入れ、見守り、送り出してくれる仲間を持てるということも、すばらしいことです。

力を合わせて困難とたたかっているとき、家族とともにいられることほどありがたいことはありません。
一方で、豊かになったり、なにかを得てしまったときに、相続(争族)に代表される醜い争いも聞きます。

困難も豊かさも何も、「人間らしくあり続けられるか」を試そうとする何かしらの「意思」であるように思えます。
Wesabe

「よくわからない」

コーチングをしていて、「よくわからない」を連発されることがあります。

「どうなっているとワクワク感を感じますか?」「よくわからない」

「どうして自分にその仕事があっていないと思いますか?」「よくわからない」

「自分では、どのようにできたと考えますか?「よくわからない」

こういうケースでコーチングは意味があるのでしょうか?

黙ってすわっていれば、コーチがいろいろと助言してくれる。
そのようなコーチングもあるのかもしれません。
それで行動が起こせたとしても、それは「あやつり人形」になろうとしているも同然ではないでしょうか。

意志あるところに道あり。

意志があるからこそ、道案内も地図も活きてくるのだと思います。

2008年5月18日日曜日

【気分と買い物】

心の状態と買い物との相関についての研究は、いろいろなことを考えさせてくれます。
ウォールストリートジャーナルの記事からです。
http://finance.yahoo.com/banking-budgeting/article/105086/The-Neuroscience-of-Retailing
  • ある研究によれば、母の死を悲しむ少年のビデオを見たあとでは、人はあたりさわりのないビデオを見たあとに比べて4倍の値段まで払おうとする。
  • 脳は、目新しいものによってスイッチオンとなり、脳内にドーパミンやセロトニンといった化学物質が分泌されてハイになる。
  • なにかを所有するという行為よりも、ディスプレーや色彩、親しみやすい店員、うまく誘導していく通路などが、高揚感をもたらす。
買物は一時的には強い幸福感をもたらすけれども、クレジットカードの請求は増え、後々により憂鬱な気分になる、という図式です。
資本主義の進歩とともに、「売る側」の「買ってもらうための手管」の研究はどんどん進みます。
消費者はほとんど催眠術にかかっているかのように行動しているのかもしれませんね。

言い訳先行型

「いまの八方塞がりの状況をどう抜け出したらよいかわからない」

こういう悩みのときに、コーチはいっしょに「どこかにあいている門があるから探そう」とします。
このとき、クライアントがどれだけ自己防衛を捨てて、白紙で考えられるかがカギを握ります。

「北の門は、さびていてあきませんでした」
「東の門は、なんとかこじあけようとしたけどダメでした」
「南の門は、すきまから外が見えましたが砂漠なのでやめました」
「西には行きたくないので、西の門はダメです」

というように、「自分はこれだけやっているのに、自分はひどい目にあい続けている」という言い訳先行型だと、前進しません。

傾向としては、親に言うままに生きてきた、というように「他人に人生を支配されている」と思う人に言い訳先行型が多いように感じます。

自己防衛を捨ててもらうためには、コーチとの信頼関係が不可欠で、それにはある程度の時間がかかるようです。長年かけて身にまとってきた鎧をぬぐわけですから。

2008年5月11日日曜日

【母からのアドバイス】

5月11日(日)は母の日です。
FamilyFun.com は、家族のための情報サイトです。
http://familyfun.go.com/
FamilyFun.com
その中に、「母からのアドバイス」というコーナーがあります。
お母さんからもらったアドバイスを語り合う自由投稿コーナーです。
http://jas.familyfun.go.com/guestsubmit?action=display&topic_id=32
「ことばに気をつけよう」
「後悔するな」
「1つの嘘が多くの嘘を招く」
など、個人的体験にもとづく母のことばが載っています。
このサイトは、幸せな家族生活を送るためのアイデアサイトのようなものです。

アイデアを出し合って、よりよい家族にしていこう、というのはすばらしい考えです。
それにしても、生命をつくりだす母の愛情に満ちたアドバイスは、貴重ですね。

2008年5月4日日曜日

プランB

ビジネスの世界で、プランBという言葉があります。
これは、いまの計画(プランA)がうまくいかなかったときに、代替案としてもっている計画のことです。

何事も、思ったとおりに進むことはまれで、困った局面に直面することが多いものです。
そのとき、プランBがあれば、心にゆとりが出ます。

心配性だと、プランCも、プランDも、となりそうですが、プランBがあるかどうかだけで不安感は大幅に減らせます。

習慣として、プランBを考えるクセをつけられるといいですね。

もうひとつ大切なのは、プランBを発動する基準です。
どういうことが起きたら(どういう条件を満たしたら)プランBにきりかえるか。
これを決めておくことも大事ですが、それ以上にその決めごとを守れるかどうかが問題です。

「まだプランAでいけるのではないか」と思い、ずるずると傷をひろげてしまうということがありがちです。
「ルールを決める」→「ルールを守る」ということが、実はもっとも難しいことだったりします。

これも、痛い思いをしながら身体にしみこませていくしかないのではないでしょうか。